津村寛治「どういうことだ」
寛治は机をおもいっきり叩く
寛治「何であいつら(警視庁)は(中村一斗のことを)知ってる」
課長「何処からか(情報が)漏れたんだろ」
寛治「だから何処から漏れたって言ってんだ」
課長「うちから漏れたってことはないだろ」
寛治「ここ以外何処から漏れるんだ」
寛治は自分の机に戻り
寛治「くそっ」
机を両手で叩く。情報は漏れ、一斗は何もしゃべらない。イライラは最高潮に達していた。そんな寛治のもとに浅井真也(あさいしんや)がやって来て耳打ちをする
寛治「そうか」
寛治はニヤリとすると立ち上がり
寛治「行くぞ」
真也「はい」
2人は刑事課の部屋を出て行った
渡並敬太郎は捜査が進展しないことに苛立ちを覚えていた
敬太郎「本部長、どうにかならんのですか?」
本部長「新しい情報が挙がらないんだ」
敬太郎「だから、あっちのですね…」
本部長「それは再三要求している。まだ固まってないからと…」
敬太郎「それは向こうが情報は渡したくないだけでしょ。手柄を挙げたくて」
本部長「わかってる。情報をよこすよう要求をする」
敬太郎「頼みますよ」
と言って会議室の一番後ろの席にドカッと座る。その時携帯に着信が入る
敬太郎「どうした?…わかったすぐ行く」
と言って敬太郎は会議室を出て行った
つづく