あたしのお嫁さん19 | あ~やんのどりーむぱーてぃー

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わたしの見た夢を皆さんに紹介しています。どうぞ暇潰しに見てやってください(笑)

篠崎菜菜緒は部室の前で立ち止まる。ドアに手を伸ばすが、ノブに触れるのを躊躇する。中に笹村薫が居たらと考える。何を話していいか悩んでしまう。頭の中でいろいろシミュレーションを重ねていくが、結局何もいい案は浮かばない


「何してんの?」


後ろから声をかけられドキッとした


「入るの?」


ゆっくり振り向く。腰に手を当て、呆れ顔の谷田凛がいた。声でわかってはいたが、薫でなかったことでホッとした


凛「もう」


と言って凛がドアを開けようとする


菜菜緒「ちょっと待って」


と言ったが、凛はかまわずドアを開けた。中には誰も居なくてまたホッとする


凛「入んないの?」


菜菜緒「は、入る」


2人は無言のまま着替える


凛「さて」


ロッカーを閉めながら振り返り


凛「何があったのかしら?」


菜菜緒「いや、別に…何もない…」


凛「って感じじゃないでしょ」


菜菜緒「…」


菜菜緒がうつむく


凛「そう言えば」


凛は菜菜緒を見て話題を変える


凛「彼から何か聞けた?」


菜菜緒は無言のまま拳をギュッと握り、小さく震える。そんな菜菜緒を見て凛は菜菜緒を抱きしめた


凛「いいよ。何も…」


菜菜緒の目から涙がとめどもなく溢れた





つづく