秘密ー田の中沙梨(たのなかさり)の章1 | あ~やんのどりーむぱーてぃー

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わたしの見た夢を皆さんに紹介しています。どうぞ暇潰しに見てやってください(笑)

田の中沙梨(たのなかさり)は駅前のロータリーのベンチに座り、辺りをキョロキョロしていた。時折、立ち上がり爪先立ちをしてみたりスマホで時間やLINEなどを確認していた

沙梨は今日、初めて出来たカレとの初デートの為に朝早く起き、待ち合わせの1時間前に駅にやって来た

待ち合わせの時間は10時。今の時間は14時で、沙梨はすでに5時間も待っている

何かあったのかなぁ?急用?それとも急に具合が悪くなって病院に…。連絡した方がいい?いや、病院だったら悪いし。それだったら待っててもしょうがないし帰る?ううん、せっかくここまで待ったんだし、もう少し待ってみよう

で、さらに5時間待ってみたが来なかった。沙梨は帰ることにするが、時々立ち止まっては駅の方を振り返り振り返り、何度か駅に戻ってみたりと駅が見えなくなるところまで来るのに1時間もかかってしまった

帰る途中、お腹が空いてることに気づく。そう言えば朝から何も食べていなかった。デートのことでいっぱいいっぱいだったので食べるということに思いがいかなかった

目の前にコンビニがある。沙梨は脇目も触れずコンビニに向かった



つづく