刀神乱魔6 | あ~やんのどりーむぱーてぃー

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わたしの見た夢を皆さんに紹介しています。どうぞ暇潰しに見てやってください(笑)

紅紅李たちは城壁にあった脱出路を進んでいた。中は薄暗く、壁に手を当てゆっくり慎重に進んで行く

「もうすぐ、外ですから頑張ってください」

若い男が紅紅李を時々励ましてくれ、なんとか進んでいた

「着きました」

若い男が石の戸を開く。広い場所に出る。そこには長方形の石がいくつも並んでいた

「ここは王家の墓です」

振り返ると紅紅李たちは石の棺から出て来ていた


「あそこからここは十分に離れているから大丈夫です」

階段を上がって行く。やがて木の扉が見えてくる


「これから、一番近い砦に向かいます。そこで体制を整えましょう」

木の扉を開ける

「お待ちしていましたよ」

大勢の男に囲まれていた。2人は中に戻ろうとするが、下から大勢の足音が上がって来る。2人は完全に囲まれていた

「我が名は爆炎のルーダ。その刀神を渡してもらおう」

「ふざけるな」

若い男が叫ぶ

ルーダ「なら殺してから手にするまで」

ルーダのまわりに居た男たちが一斉に襲いかかる。光夢が光る

光夢「私を手にして、私があなたに力をお貸しします」

紅紅李は覚悟を決め、光夢を手にする

紅紅李「わたしに力を貸して」

紅紅李が光夢を鞘から抜く。まぶしい光が紅紅李を包む

光夢「さあ、一緒に」

紅紅李・光夢「閃刃光」

紅紅李が光輝く。一瞬の出来事だった。ルーダの手下が全て倒れていた。が、紅紅李も倒れていた


ルーダ「あぶねぇ。暴挙しなきゃ殺られてたぜ。しかし」

ルーダが紅紅李を見る

ルーダ「お前には過ぎた力だったな」

紅紅李は全身がバラバラになりそうな痛みに襲われ、身動き出来ずにいた

ルーダ「さて、その刀神を頂くとしようか」

ルーダが刀神を抜く。紅紅李はダメだと思い目を閉じる

「紅紅李様ー」

若い男が紅紅李とルーダの間に入る。若い男は炎に飲み込まれた



熱くない。俺死んじまったのか?

完全に炎に包まれているのに炎の熱を感じてなかった。それをもうすぐ体が灰になると思っていた


「我が主よ」

声のする方を見る。そこには炎に包まれた龍がいた

「我が名は炎龍(えんりゅう)。龍族の刀神なり。我はそなたを主と認め、主と共にあることを誓おう。主よ、我が力を使いて出来損ないの炎を」

目の前にある槍を手にした。名前が頭に浮かぶ

「昇龍爆炎刃(しょうりゅうばくえんじん)」

若い男が槍を地面に突き立てるとルーダの地面から炎の竜巻が現れ、ルーダを飲み込んだ。それと同時にルーダの持つ刀神が砕け散った



つづく