消える太陽・沈む太陽1 | あ~やんのどりーむぱーてぃー

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わたしの見た夢を皆さんに紹介しています。どうぞ暇潰しに見てやってください(笑)

友則「俺も銃は持っていない」

友則もまた手を挙げていた

和哉「今までのことを考えると信じられない」

友則「確かに」

友則はポケットの中にあるものすべてを出し、床に置く。その後、上着も脱ぎ床に置いた

和哉「わかった、とりあえず信じる」

友則「ありがとう」

和哉としては許しがたい相手だが、事件解決を最優先に考えられる

和哉「さっそくだが」

友則が頷く

友則「今回の誘拐は来(きた)るべく時のエージェントを育てるのが目的だ」

和哉「来たるべく?エージェント?」

友則「その時はもうすぐ来る」

和哉は眉間にシワを寄せる

和哉「子供たちは生きてるんだな?」

友則「ああ」

その言葉を聞いて、偕子は力が抜け床に座りこんでしまった

和哉「子供たちはどこにいる?」

友則「山梨のとある施設跡地だ」

和哉「とある施設?」

友則「俺も詳しいことは知らん。すまないが場所も」

和哉「それじゃ、来たるべく時とはいつだ?」

友則「それは…」

友則がしゃべり出したその時、友則の身体が前後に揺れ倒れた。和哉は姿勢を低くしながら友則に近づく。和哉が友則の身体に触れると、その手は真っ赤に染まった

友則「に、逃げろ」

和哉「偕子、外の2人を逃がせ」

偕子は階段を走り下りて行った

友則「お前も…」

和哉「ふざけるな、まだ聞いてないんだよ。お前の他は?トップは?」

友則「それを聞いたら、ほんとに後戻り出来なくなるぞ」

和哉「そんなもの…」

友則はニィと笑う

友則「トップはけ…」

和哉の目の前で友則の頭が弾けた。遠くからパトカーのサイレンの音が近づいて来る。「逃げられたか…」和哉は友則の遺体をそっと床に置いた



つづく