消える太陽・罠3 | あ~やんのどりーむぱーてぃー

あ~やんのどりーむぱーてぃー

わたしの見た夢を皆さんに紹介しています。どうぞ暇潰しに見てやってください(笑)

季菜子の後ろに車が止まる。車の中から4人の男が降りて来る

季菜子「しかしバカね。こんな逃げ場のないところに来て」

三奈が和哉をチラッと見る。が、暗くなって表情まではわからなかった

季菜子「どちらにしろ逃げられないんだから大人しく捕まりなさい」

車から降りた男達が懐に手を入れた

季菜子「バカ、こんなところでそんなモノだすな」

三奈もうっすらだが、男達が拳銃を構えているのがわかった。季菜子は近くにいた男の腕をおさえる。季菜子の視線が三奈から離れた

三奈は低い体勢で季菜子の背後にまわる。1人の男が三奈に拳銃を突きつける。三奈は半身でその腕を掴み捻りあげる。そのまま男を投げ、みぞおちに膝を落とす。季菜子の蹴りがくるが、それを後転してかわす。その先に居る男が特殊警棒を振り下ろす。それも転がってかわす

季菜子「逃げるのだけは得意ね」

三奈「まあね」

三奈はVサインをして立ち上がる

三奈「季菜子さ、私だけ気にしてて大丈夫?」

季菜子の隣にいた男が倒れる

和哉「女の子を殴るのはなぁ」

季菜子「あら、ありがと」

季菜子が後ろまわし蹴りを和哉に放つ。和哉は咄嗟に特殊警棒で防御するが、吹き飛ばされてしまった

三奈「季菜子を普通の女の子なんて思わない方がいいよ」

季菜子「あんたもでしょ三奈」

三奈「季菜子、テコンドーのジュニアチャンピオンだったからね。しかも小さい頃から空手やってるし」

和哉「マジかよ」

和哉はよろめきながら立ち上がる

三奈「季菜子は私が…」

三奈の後頭部に2つ硬いものが突き付けられる

季菜子「チェックメイト」

いつの間にか囲まれていた

和哉「確かにな」

季菜子「無駄な抵抗はしないでね。痛い思いはしたくないでしょ?」

季菜子は手を広げ、ニヤリとする

和哉「そうそう、無駄な抵抗はするなよ」

囲んでた男達が崩れるように倒れる

季菜子「なんで?」

和哉「そっちが襲ってくるのはわかってたからな」

偕子と千景が闇の中から現れる

季菜子「チッ」

季菜子は舌打ちすると走り出す。4人は季菜子を追う。季菜子は立ち止まり振り返る

季菜子「私はあんたらには捕まらない。そして、あんたらはこれから打ちのめされる。それをあの世から楽しみにしてるよ」

ドンッ

大きい音がすると季菜子の身体が宙に舞った




つづく