消える太陽・罠1 | あ~やんのどりーむぱーてぃー

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わたしの見た夢を皆さんに紹介しています。どうぞ暇潰しに見てやってください(笑)

群馬県警の本部長の孫が行方不明になって半年。まったく手がかりがないまま過ぎていった

清華「おーい、報告書が出てないぞー」

清華が三奈の方に紙を丸めメガホンを作って言う。三奈は頭をかきむしり

三奈「もう、書くことなんてありません」

清華「それじゃこの領収書は無効だな」

領収書の束をひらひらさせる

三奈「ちょ、ちょっとー」

三奈はあわてて清華の机に行く

三奈「それが帰って来ないと…」

清華は領収書をめくり

清華「へぇ~、叙々苑18500円ねぇ」

三奈「それはですね」

清華「この洋服代ってなんだ?2万って?」

三奈「ほら、急な出張で着るものがなくて」

清華「それじゃこのホテル代は?」

三奈「泊まるところがですね…」

清華「一泊で2万なんて、何考えてんの。千景だったら全部合わせても1万ぐらいだぞ。お前は何しに東京に行ったのかな?」

笑顔だが、顔が時々ひきつっている。それを見て三奈は頭を下げ

三奈「申し訳ありませんでした」

清華「よし、それじゃこれ全部地腹ね」

三奈「それはご勘弁を~」

清華「却下」

三奈は力なくその場に崩れ落ちた

季菜子「三奈やったじゃん」

季菜子が三奈に近づく。三奈は力なく首を上げる


季菜子「接触したんでしょ?」

三奈は考えるが何の覚えもない

季菜子「今電話があってさ、強力して欲しいって」

三奈「誰が?」

季菜子「ラーメン屋で会ったって言ってた」

三奈「あっ」

三奈がスッと立ち上がる

三奈「そうだ」

清華「なんだ?」

三奈が笑顔で

三奈「私だってただ東京観光してたわけじゃないんですよ」

清華「ほ~、東京観光ね」

三奈は苦笑いを浮かべる

三奈「いや、それはついでで…息抜きって言うか」

清華「まあそれは後でゆっくり聞くとして。誰と会ったんだ?」

三奈「えっと、北海道の刑事さん?」

清華「なんで北海道の刑事が、それに何故疑問形なんだ?」

三奈「なんか、冤罪で警察に追われてるって」

季菜子「大丈夫なの?警察に追われるって指名手配されてるってことでしょ?」

三奈「でも、冤罪だよ」

清華「まあいい。それがなんで?」

三奈「確か、連続誘拐事件の現場を目撃した少年と一緒にいるって言ってた」

清華が立ち上がり

清華「今すぐ会ってこい」

三奈「えっとお金は?」

清華「季菜子出してやれ」

三奈「前回のは?」

清華「うまくいけば、全部出してやる」

三奈「マジですか?」

清華「ああ。だから早く行って来い」

三奈は季菜子からお金を受けとると足早に事務所をあとにした




つづく