忠敏「どーなってんだ。証拠があるんだぞ」
元「それが、その証拠が…」
元は忠敏に睨まれ、尻込みする
忠敏「はっきり言え」
忠敏はバンッと机を叩いた
元「あのスマホは他人から渡されたと…」
忠敏「どーいうことだ。ヤツのじゃないのか?」
元「それがですね…」
忠敏「はっきり言えと言っている」
元「あのスマホ盗品でした。それとアリバイがありました」
言い切って忠敏をチラッと見る。忠敏は頭を抱えていた
解決したと思われた事件が暗礁に乗り上げた
景未は考えていた。食べ物を運んでいるのが彼女なら、なんとかなるのではないかと
景未は1週間かけて、だいたい来る時間を調べようと考えたが
時計がない
と、気づくも
ま、いいか。なんとかなるか
と考えた
1週間、すべて彼女だったので景未は行動に移すことにした
寝たふりをして待つ
カチャ
音がする。心臓のドキドキが大きく、うるさく感じた
足音が近づいて来る
この時景未は近づいて来る人物に背中を向けていた。食べ物を置いた瞬間に立ち上がって、彼女にタックルをして逃げるつもりでいた
しかし
「起きてるんでしょ?」
バレてる。景未はパニックに陥っていた
「ここも飽きたでしょ?移動しようか」
布を顔に押しつけられると、意識が遠くなっていった
つづく