わたしは疲れて帰ってきた。入学式からまさかの生徒会副会長任命。頭の中はぐちゃぐちゃ、心身共にぐったり
部屋に入りベッドに倒れこむ
もー、なにも考えたくない・・・何か忘れて・・・あっ❗
わたしはあわててスマホを出す
わたし「ごめーん」
忠「大変そうだな」
わたし「もう、信じられない」
忠は笑っている
わたし「笑い事じゃないよ」
忠「すまん、すまん。でもさ、彩には向いてると思う」
わたし「どこが~?」
忠「なんとなくだけど」
わたし「なんとなくで片付けないでよ、人ごとだと思って」
忠「そんなことない」
わたし「なにが?」
忠「彩とこうやって話す時間が短くなるしな」
わたし「そう?」
忠「ここに居て、周りのことはわかるけど声を出すことできないってけっこう辛いんだよ。彩と話してる時間がけっこう大事なんだよ。はぁ~、早く身体が欲しいよ」
わたし「わたしはしばらくこのままでもいいかな」
忠「なんでだよ」
忠を少し怒っている
わたし「だってさ、わたしが忠を独占できるじゃん」
忠「身体がもとに戻っても俺は彩のもんだし、彩は俺のもんだ」
わたしは顔が熱くなる
忠「顔が赤いぞ」
わたし「そ、そう?」
忠「熱でもあるんじゃないか?」
わたし「もー・・・バカッ」
忠「なんだよ、いきなり」
わたし「もう知らないから」
忠「なんなんだよ」
わたしは忠にキスをした
忠「な、・・・」
わたし「お休み」
忠「お、おい」
慌てる忠の声を聞いてわたしは楽しく感じた
翌日
敬「高槻、迎えに来たぞ」
わたし「えっ?何かあったっけ?」
敬「会長が急に生徒会やるって」
わたし「えぇぇーーー」
美花「いや~、大変だね副会長」
わたし「なっ」
志乃「頑張ってね副会長」
わたし「副会長副会長って言うなー」
敬「仕方ないだろ、副会長なんだから。行くぞ、副会長」
わたし「もうー」
わたしは敬に引っ張られて生徒会室に向かった
わたしの中に12終わり