わたしの中に4 | あ~やんのどりーむぱーてぃー

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わたしの見た夢を皆さんに紹介しています。どうぞ暇潰しに見てやってください(笑)

忠に電話をかける。呼び出し音が鳴る。忠は出ない、そんなことわかっている。でも・・・

忠「あー、もしもし」

わたし「た、忠?」

忠「よう、そうだ」

忠は死んだはずじゃ・・・。わかったかけ間違い…


忠「ちょっと待て、今電話切ろうとしたろ?」

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忠「間違い電話とか、気持ち悪いとか思ってるでしょ?」

なに、この人。忠をかたってなにがしたいの?

忠「俺は間違いなく忠だ。久能忠」

なんで忠の名字を知ってるの?

忠「俺は間違いなく死んだ。けど」

なに?この人

忠「ちょっと、聞いてるか?」

わたしは電話を切ろうとしたが、切れない。いや、もう電話は切れていた。なのに声が聞こえる

忠「俺は死んだんだけど、ほんとは死ぬ予定ではなかったんだ」

女性「ほんと、困った困った」

後ろで声がして、振り返った。そこには、銀髪のきれいな女性がいた

女性「しかしなんで、降りなかったかな?目的地を通り過ぎるって、気づけよ」

忠「しょうがないだろ、初めてなんだから」

女性「ちゃんと下調べするとかしとけっつうの」

その女性はスマホから聞こえる声と会話している。スマホはわたしの耳についていて、女性には聞こえるはずないのに

わたし「あの~」

女性「私?」

わたしは頷く

女性「私はね、あなたたちが俗に言う死神ってやつ」


わたし「死神?」

女性「そう。私は死神のエレナ」

わたし「エレナさん」

エレナはニコッと笑みを浮かべる

忠「俺は間違って殺されたんだ」

エレナ「人聞き悪いなぁ、うっかりだったの、うっかり」

忠「うっかりで殺されちゃ困る」

エレナ「だから、今いろいろ手をね…」

わたし「ほんとに忠なの?」

忠「ああ」

エレナ「間違いないわ」

わたしの頬を涙が流れ落ちた

忠は形はどうあれ、わたしのもとに帰って来てくれた。わたしはそれが嬉しかった



わたしの中に4終わり