朝
妙な感覚で目が覚める
時計を見る
まだ7時
今日は休み
まだ寝られ…
…ん？
時計がいつもと違う…
って
ここどこ？
目が覚めるとまったく知らない部屋
しかも
ベッドではなく
布団だし
フローリングじゃなく畳
セーラーじゃなく学ラン!?
ここどこーっ
現実を受け入れなくて
頭がくらくらする
とにかく
ここがどこなのか調べなくては
立ち上がる
!?
お股に違和感
なんですか？これ？
触る勇気どころか見る勇気もない
鏡が視界に入る
鏡に近づき覗く
ぎゃーっ
男が鏡の向こうから見て………って鏡だから
この男って
わたし？
手を見る
わたしの手より大きい
そういえば
いつもより視線が高い
わたし
男になっちゃったの？
ってことは
お股のあれって
噂に聞いてたあれですか？
わかった
これ夢だ
そうだ
そうに違いない
もう一度寝れば
夢からさめる
よーし
寝よう
おやすみなさい
わたしは布団に入り
寝た
目が覚める
時間は10時
よく寝たー
とりあえず
身体を触る
間違いなくわたしの身体
でも
なんで
部屋がかわってないの？
ベッドではなく布団
フローリングではなく畳
セーラーではなく学ラン
まだ夢を見てるんだ
そうだ
よし、寝よう
……………眠れません
夢だったら
痛くないはず
わたしはおもいっきり頬をつねる
わたし「いたーーーいっ」
ってことは現実なの？
わたしは鏡をのぞきこむ
そこにいたのは
さっきの男！
わたしが鼻をつまむと男も鼻をつまむ
どーゆーことー
頭の中は今までにないくらいパニックだった
ちぇんじ。～モーニングパニック～終わり
ちぇんじ。～そうだ、会いに行こう～に続く