日本の伝統的な保存食で栄養価も高い干し柿
都会のベランダでも子どもと一緒に作れます♪
干し柿づくりで日本の秋を楽しみましょう
「甘柿」と「渋柿」
柿には「甘柿」と「渋柿」があります。
渋みの成分「タンニン」が口の中で溶けるかどうかの違いがあります。
タンニンが溶けると渋くなり、溶けないと甘くなります。
甘柿も幼果のときには渋みがありますが、収穫時になるとタンニンが「不溶性」に変化して口の中で溶けなくなり、渋みを感じなくなります。
甘柿も種が育つ前に鳥や動物に食べられてしまわないように、渋くなってみを守っているんですね
「渋柿」が甘くなるには?
果実が成熟しても渋くて食べられない渋柿。
甘そう♪と思って食べてしまった時の…口の渋さにびっくり
という体験は誰しも一度は渋い経験があるかもしれません
渋い経験となりますが…、渋味を経験するきっかけになりますね
渋柿のタンニンを不溶性に変えて、食べやすくする方法を「渋抜き」と言います。
干し柿では、日の光を浴びてゆっくりと水分を抜いていくうちに渋味が抜けて甘くなります。
干す以外の渋抜き方法として、
ヘタに焼酎をぬって、ポリ袋に入れて暖かい所においておく、アルコールによる方法や、お湯につける方法など様々な方法があります
ベランダで作る★干し柿
渋柿を通販で入手することもでき、手軽にチャレンジできます
ヘタをとったり、柿をふく、皮をむくなど子どもができる作業があります
皮むきもピーラーを使えば安全に皮を剥けるので、子どものお手伝いにオススメです
今年は少し大きめの柿に挑戦
愛媛県から「愛宕柿」を入手しました
\干し柿を仕込む時期/
干し柿を作るのに最も適している時期は、11月~3月です。
気温が20℃以下、よく空気が乾いている日に干し柿を仕込んでください。
雨が少ない日が続く時を狙ってください。
\干し柿を仕込む時期/
風通しがよく、雨が当たらないベランダやバルコニーがオススメ
柿を干している時に、雨にあたってしまうとカビの原因になります
\作り方/
柿のヘタをとる
手でヘタをちぎって
柿をふく。
皮を剥く。頭頂からヘタの方に向かって、ヘタのきわまで皮を剥きます。
ピーラーを使って皮をむく。ヘタのまわりは包丁を使って、親がアシスト
ヘタの近くの皮は汚れが残りやすいので、残っているとカビなどの原因に
きれいに取り除くことがポイントです。
もくもくと作業をして…きれいに皮がむけました
皮も大切に使います
枝に、紐をむすぶ。
かた結び、できるようになったよ
ヘタが取れてしまった柿は、
ヘタより1cm位したに竹串などを貫通させて、紐を結んで柿のブランコに
先が尖っていない木製マドラーを使いました
焼酎プールに浸ける。
「焼酎プールにどぼ~ん♪」と声掛けて楽しく浸けよう
殺菌のために、焼酎に浸けています。
熱湯に5秒ほど入れて、熱湯消毒する方法もあります。
お日さまの光が良くあたり、雨のあたらない、風通しのよい場所に、吊り下げて干す。
ハンガーや物干し竿に柿どうしがくっつかないように間隔をあけて干す。
ベランダにオレンジ色のカーテンができました
1週間ほど干して、外皮が固くなったころ、手でやさしくもむ。
渋味が早くぬけて甘くなり、柿をムラなく乾燥できます。
途中で、かび防止に、焼酎をスプレーボトルに入れてスプレーをしました。
その後は、3日に一度、手でやさしくもむ。
手でもむ時は、食品用手袋をつけて衛生的に。
毎日の変化を観察色がだんだん濃くなってきた
2~3週間後、好みのやわらかさになったら完成です
一か月干すと、中までしっかり乾燥した仕上がりになります。
こちらは去年の干し柿の写真です。
今年の干し柿の出来上がりも楽しみです
\干し柿を知るきっかけに♪絵本をご紹介/
干し柿づくりの前に、読んでおきたい絵本をご紹介します
これから仕込む柿のことを知ると、子どもが干し柿を知るきっかけに
なかなか家で作るのは難しい
そんな時にも、絵本も活用してみてください
干し柿を知り親しみをもつきっかけにもなります
お子さんが興味をもてる絵本に出逢えますように
窓を覗くと、オレンジ色のカーテン
「甘くな~れ」と声をかけ、
日々の変化を観察するのも楽しみの一つですね
大事に作った干し柿を味わうことが楽しみです
秋を感じる季節の手仕事。
家族で一緒に作るから、楽しい思い出にもなります
干すコツなど、スキルがどんどん上がっていきます⤴笑
子どもたちにも知ってもらいこの先も大切に伝承していきたいですね
お読みいただきありがとうございました
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