サザエさんを色白艶肌美人に | カエデノハ Green Season ‐花と緑の家造り‐

サザエさんを色白艶肌美人に

とある 化学系の本で手軽な化学体験として紹介していた実験が面白そうだったのでやってみたくなりました。その内容は…

この、栄螺の貝殻を使います。



サザエって夏が旬なので、今時期あんまり見かけなく…スーパーを何軒かまわるも見つからず、魚屋さんまで行ってようやく購入出来ました。

居酒屋さんとか行けば捨てる貝殻があるかもですが、流石にそれは最後の手段。


当たり前ですが中のひとが入っているので、まずは壺焼きで美味しくいただきました笑


醤油や身残りをキレイに洗い、まずは表面のウネウネ…「カサネカンザシ」の棲管(せいかん)をドライバーで削り落とします。

全て落とさなくても、手順過程でポロリと取れるのである程度で大丈夫。


1. まず、キッチンブリーチの塩素系漂白剤と水を2:8の割合でブリーチ水を作り、そこに貝殻を沈めて1日。


翌日、ブリーチ水から出してよく洗い

2. 次はサンポールと水を2:8割合のサンポール水を作って貝殻を沈めます。



貝殻を沈めると、カルシウムと塩酸が化学反応を起こして二酸化炭素がシュワシュワ発生します。

なんか色も青いし、泡がキレイ。


注意※

もしハイターが殻の中に残っていたら、塩素と塩酸の化学反応により毒性の強い塩素ガスが発生します。

試す場合はしっかり洗ってから浸けて下さい!


暫く放置しておき、泡の発生が落ち着いたら取り出して表面のヌルヌルを捨てる前の歯ブラシなどで擦り落とします。

コレやってるうちに貝殻表面に残っていたフジツボやカサネカンザシもポロリと取れます。


この、12を何度か繰り返すと


表面のゴツゴツが落ち、白い真珠層が!

…ちょっとサンポールやり過ぎで殻の所々に穴が開いてしまったので、割れた貝殻雑貨のカケラを使って穴埋めします。


カケラを裏側から穴に合わせて、レジンで固めれば


じゃん!

どうよどうよ、この珠の肌!


写真には上手く写らないのですが、紫外線ライトを上から照らしたり、中で灯してランプ風にするととても綺麗なんですよ。


穴も目立たなくなり、美しい虹色の巻貝になりました♪

螺鈿細工の貝は白蝶貝や夜光貝が多いのですが、細工の模様次第ではサザエも使われます。

そりゃもう、こんなに綺麗ですもんね!



昔、どこかの博物館だか科学館だかのお土産コーナーに虹色サザエがあり、いいなー欲しいなーと手に取るも結構高くて購入を思い止まったことがありました。

…今思えば、サザエではなく夜光貝だったような気もしますが笑

夜光貝の方が真珠層が厚く、ツノもなくて磨きやすいのでしょうが、私はこのツノがあるサザエの方が好きですね〜。


つまり、10年越しくらい念願の虹色貝なのですよ。

虹色貝、何かのゲームのアイテムのようなネーミング笑


何に使おうかな〜。

このままグリーンラックに飾るだけでも十分ですが、せっかくなので何かもっと有効に活用したい。


利用法はもうちょいよく考えてみます。




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