先日、IPS細胞がパーキンソン病の治療に役立てられるように、研究が進められているという記事を目にしました。
私の記憶が定かでは無いかもしれませんが、たしか、IPS細胞でパーキンソン病の治療を行うために、臨床試験の申請を出した大学があるという話しだった思います。
今現在、100%の確率でパーキンソン病を治す方法は確率されていないと思います。
しかし、このような新しく発見された事実によって、医療技術が著しく進歩することだってあります。
まだまだ治療に活かされるまでには時間がかかるかもしれませんが、1日も早くパーキンソン病の治療法が確立されることを期待したいですね。
一般的に、高齢になるとパーキンソン病の有病率が高くなるそうです。
日本では毎年長寿1、2位を争っている長寿大国であり、その影響もあってパーキンソン病になる率もわずかですが高まります。
パーキンソン病は50~60歳ぐらいで始まることが多く、長期にわたっての治療が必要になるため、高齢者が多くなればなるほど、パーキンソン病患者の多くなります。
個人差があるものの、老化すると脳が萎縮されます。アルツハイマーや老人性痴呆の場合は、病的変化を顕微鏡で捉えることもできます。
パーキンソン病では特定の神経細胞群が障害されていますが、これらの障害は部位的に動脈硬化などによる虚血性の変化をもたらす機能障害だとは考えられません。
実際に顕微鏡で障害された細胞を見てみると、炎症性の変化はなく、正常では見られない構造物が見られたそうです。
パーキンソン病の症状の1つに「筋固縮」があります。
これは文字通り、筋肉が固くなって動きが悪くなる症状ですね。スムーズな動きが出来なくなるので、条件反射が出来なかったり、場合によっては転倒することもあります。
手足の力は正常なのですが、筋肉の緊張が強く出ている状態なので、動かそうをすると大きな抵抗を感じます。
したがって、筋力は正常なのですが、上手に脱力することが出来なくなっている状態だと言えます。
筋固縮の症状は、四肢や頸部の関節でよく認められるそうです。
人間がスムーズな動きをするためには、力がガチガチに入っていてはうまくいきません。適度にリラックスすることがどうしても必要になってきます。
筋固縮の症状がさらに悪化すると、動作がほとんど無くなってしまう「無道」の状態になるケースもあります。