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パーキンソン病を乗り越えるために

パーキンソン病についての基礎知識やケア、治療法についてまとめているブログです。

パーキンソン病の症状の1つに「手指振戦」があります。


これは、主の手の指先が震えてしまう症状です。


通常のふるえは、病気でなくても見られることがあります。緊張したときや興奮したときなどは、誰でも震えるものです。これらは生理的な反応であり、病的なものではないので心配する必要はありません。


パーキンソン病以外でも、ふるえが生じる病気はいくつかあります。


しかしながら、パーキンソン病のふるえは特徴があります。これは親指と人差し指で何かを丸めるような動きです。これは1秒間に4~6回ぐらいの速さで見られることが多く、パーキンソン病以外のふるえに比べると、ゆっくりしているそうです。


さらに、パーキンソン病の振戦は、力を抜いてじっとしている時に発生するのが特徴です。


パーキンソン病は、19世紀のイギリスの医師「ジェームズ・パーキンソン」が発見したことにより知られるようになりました。


パーキンソン自身は、著書に「パーキンソン病」という言葉を使っていませんでしたが、後に彼の功績を讃えるようになり、この病名が使われるようになりました。(ちなみに当時は、「振戦麻痺」と表記しているそうです。)


振戦(しんせん)とは、体のふるえを意味しています。一方「麻痺」は、体を思ったように動かせない状態です。


つまり、パーキンソン病とは、体がふるえてしまって思うように動かせないという病気です。


パーキンソン病に伴って、その他にも様々な症状が出ると言われています。