こんにちは
この前本紹介を書いていたら、
久しぶりに自分の本を見たくなりペラペラと読んでみました。
13年前の自分が書いたものなので、
今だったら全然違う感じにするなという感じですが、
魂をこめて書いたものなので懐かしい
この本は自費出版で出版したのですが、
出してみてリスクもあったので、振りかえってみたいと思います。
ポジティブ思考になるまでの道④にも書いたのですが、
私は自分の思考次第で、世界が全く別物になるというのを実感したので、
自分の様に悩んで辛い思いをしている学生に、
考え方で現実が変わる事を伝えたかったんですね。
ただ、1個人の一般人の話で本が売れるとも思わなかったので、
最初から商業出版は考えにも浮かびませんでした。
お願いした自費出版社の最大の魅力だと思ったのが、
その会社が、
自費出版した著者の本を全部置いてあるお店というか、
一般の人が読めるようになっている場所が街にあって、
そこに永久に自分の本を置いて貰えるという所でした。
(それが永久では無くなってしまったのですが)
そのお店にずっとあるなら、いつか誰か一人でもこの本を必要な人が
手に取る事もあるかもしれない。
と思ったのです
まずは、原稿を書いて持っていって打ち合わせに入り、
表紙の絵はどのような感じがいいか。
色はどんなものがいいか。
原稿も段落がおかしい所など赤で直してもらったり、
1つ1つが新鮮で面白く楽しく作業をしていきました。
本体にも絵を印刷してもらったり、これも希望でしたような気が
お値段は確か500冊で100万円だったと思います。
そんなに貯金が無かったのでローンにして、その後月々9万位払う生活に突入しました!
その頃は本のローンを返すため、雑貨やさんで沢山働いていたな~。
欲しい物を買ったり出来ない一年間だったけど、
本が段々と形になるのはわくわく楽しかったです
出版をしたあとは、何ヶ所か本屋さんにも並んだり、
本の雑誌に小さくですが紹介を載せてもらったり、
売れてるとかの状況もちょこちょこ報告書が送られてきたりしていました。
そして私は、ピアノの恩師に本を渡したり、
住んでいる町の図書館に置いてもらったり、
卒業した小・中・高校に置いてもらいに行ったり、
(今思うとすごい頑張って行動してた)
そういう事をして満足していました
出版してどの位だったか忘れたのですが、
その会社が経営難になったとの事で、
【経営が困難になったので、倉庫に残っている著書を買い取るか
処分するか決めて下さい。】
という事を書いた紙が1枚送られてきたのです。。。
もちろん、本を永久に置いてくれるはずの街のお店も閉店
さずがにちょっと話が違うと思いました。。
本を何百冊も買い取るお金も無いし、
買い取った所で、販売してくれる営業体制も無くなった訳で、、
在庫かかえても。。と
なので残りの本はたぶん燃やされたと思います。。
魂こめて作ったのにね
まぁ、でも私はというとショックは受けませんでした。
それは書ききった感と、
本に恩師への感謝もこめていて
それが伝えられ返事を貰えた事に満足していたからです
基本的には、出版してよかったな~と思うのですが、
もしこれからを検討している人がいたら、
こういう思いがけないリスクもあるので経過をまとめてみました。
本を書いてから月日がたって、
この頃とは心の中も変化し、
わかったことも沢山ありました。
でもこの頃に思った
「辛い想いをしている子供を助けたい」
という気持ちは消えることはないので、
またいつか本を書きたいなと思っています。
でも今度は一般の出版がいいな
書くと叶いやすいと聞くので(笑)
ここに書いておこう
読んで下さりありがとうございました