記事内容
マのGST
●2015-4-1 GSTは6%でスタート⇒2018-6-1廃止
年間売上高RM50万以上の法人・個人事業者は税務署に登録義務
登録期限は2014-12-31だったが2015になって延期
生活必需品はGST対象外
GST非課税の代表例
民間医療サービス
公共輸送機関の値上げはGSTとは関係無いのだが
サービス・手数料関係
理屈では上がるものもあれば下がるものもある
GST実施で安くなる?
GST実施で高くなる?
●2020-11-24 GST復活が議論されてるようだ
政府目標は2023迄に財政赤字をGDP比4%に縮小
●2020-12-8 GST復活を財務省副大臣が否定
コロナ騒ぎで健康と経済回復最優先と明言
●2021-10-29 GST復活が議論されてるようだ
次年度予算案は毎年10月末発表だがやはりGST復活話再燃
●2023-1-30 GST復活は今のところ無しとアンワル首相声明
債務超過危機的水準+GSTが最も透明で効率的税制は認める(が)
●2023-2-14 GST復活は無しと国会質疑でアンワル首相表明
●2023-4-28 関税局発表でGST約RM21億(26,000社)が未納
2018-6-1にGST廃止されて5年弱なのにスゲ~未納額だ
マのSST
●2018-6-1からGST廃止で2018-9-1からSST再開
選挙公約どうりGST廃止し2015迄実施のSST復活
●2018-9-1再開のSST概要
SST課税対象品目は6,400品目(GST時は11,197品目)
プリペイド携帯料金はマレーシアンは非課税、外人は課税
●2024予算案でSST8%に引上げ予定
今迄は6%⇒8%に引上げ
●2024-3-1からSST8%
2%増による税収増見込はRM30億
増税対象業種
6%の旧税率業種は飲食、通信、駐車場、物流、配送
水道+電気は(基本的に)除外
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マのGST
2015-4-1 GSTは6%でスタート⇒2018-6-1廃止
年間売上高RM50万以上の法人・個人事業者は税務局に登録義務
2015-3-17時点で
GST課税法人・個人事業者として当局に登録済みは約35万3千
未登録の法人・個人事業者は約5万
登録期限は2014-12-31だったが2015になって延期
2015-3-1以降は未登録法人・個人事業者にRM15,000の罰金
生活必需品はGST対象外
野菜、米、魚とエビ、赤ん坊用粉ミルク、鶏卵、食パン、
全小麦パン、小麦、調理油、牛肉、羊肉、鶏肉、豚肉、チリ
国内産と輸入の果物、粉末コーヒー、粉茶、黄色い麺
クワイティオ、ビーフン、ディーゼル油、ガソリンRON95
公共交通機関料金、自動車オイル、エンジンオイル
私立病院のレントゲン検査、通行料
子供の絵本、小説、歴史、料理本、辞書、新聞、宗教書
約2,900種の必須医薬品
GST非課税の代表例
政府サービス、公共交通機関、不動産取得・賃貸
医療(公共機関の医療サービス全て)、保険、教育関係
一定量までの水道、電気・・だが・・例外事項あるので複雑
初めて日本がGST導入時も同様だったので
マレーシアは弛んでるという非難は少し酷な気もする
民間医療サービス
細々と課税、非課税が分かれてるので、きりがないので無視
公共輸送機関の値上げはGSTとは関係ないのだが
●2015-3-末にSPADからアナウンスされた
空港タクシー、エグゼクティブ・タクシーを除く一般タクシー
KTM、中長距離バスの値上げ案はGSTとは関係ないのだが
時期が悪いとして政府とSPAD間で紛糾したが
一定条件下でタクシーのみ値上げ認めることで決着
●直前のタクシー値上げは2009
KTMとLRTにいたっては確か10年以上料金据え置きな筈で
今回の値上げは仕方ないと思うがその後値上げは撤回された
KTMについて未だにサービス改善されない云々は別問題で
GSTに絡めて議論すべきではない
サービス・手数料関係
タッチン・ゴーのトップ・アップ手数料にGST課税
例えばRM50トップ・アップは、RM50にGST課税ではなく
トップ・アップ手数料の50センにGST課税だが、たかが3セン
日本料理屋に1回行ったら、何回トップ・アップ出来る?爆
理屈では上がるものもあれば下がるものもある
現行のSST10%の対象品目はGST実施で安くなる?
今迄SSTの対象品目でなかったものはGST実施で高くなる?
GST実施で安くなる?
自動車、TV、洗濯機、エアコン、自動車バッテリー
ヘアドライヤー、LPガス器具、綿製タオル、歯ブラシ
ダイニングセット、歯磨きチューブ、アイロン、扇風機、おむつ
GST実施で高くなる?
携帯電話、PC、i Pad とタブレット、コピー機、物品運送、雑誌
飲料水、口紅、腕時計、アイスクリーム
2020-11-24 GST復活が議論されてるようだ
政府目標は2023迄に財政赤字をGDP比4%に縮小
歳入拡大を目指す方針で検討策には、GST再導入
二酸化炭素排出量に応じて税を課す炭素税等々の新税導入
優遇措置見直しや徴税システム改善、税務調査の強化等々
2020-10頃からローカル紙に小さく取り上げられてたが
政府が復活を考慮中と明言は2020-11-24が初めてな筈
2020-12-8 GST復活を財務省副大臣が否定
コロナ騒ぎで健康と経済回復最優先と明言
観測気球大好きなマレーシアだからどうなるか?
2021-10-29 GST復活が議論されてるようだ
次年度予算案は毎年10月末発表だがやはりGST復活話再燃
マのGDPに対する総収入割合は2012は21,4% 2020は15,9%で
他国と比して低目の数値らしい
加えて今回のコロナ騒ぎで総歳入の半分を占める
直接税への依存体質が改めて問題視 https://bit.ly/3mrLuTf
2023-1-30 GST復活は今のところ無しとアンワル首相表明
債務超過危機的水準+GSTが最も透明で効率的税制は認める(が)
コロナ騒ぎで特に打撃受けた低・中所得層の立直りが急務
https://bit.ly/3jaTOrP
2023-2-14 GST復活は無しと国会質疑でアンワル首相表明
但しT20カテゴリー(高所得者層)
多国籍企業、大企業の電気料等々の補助金削減は進める
https://bit.ly/3XwjE7u
2023-4-28 関税局発表でGST約RM21億(26,000社)が未納
RM21億には延滞税も含むが https://bit.ly/3oUek2p
2018-6-1にGST廃止されて5年弱なのにスゲ~未納額だ
GSTに限らず税金未納者は出国制限だが
26,000社の所有者を1名と単純計算すると
GST関連(だけで)26,000名が出国制限かけられてることになる
マのSST
2018-6-1からGST廃止で2018-9-1からSST再開
2018-7-16に閣議決定で
選挙公約どうりGST廃止し2015迄実施のSST復活
2018-6~8の3ヶ月は準備不足の為GST込みの価格表示容認
政府試算だとGST廃止による国家税収の2018の減少額は
約RM170億(約4,584億円)
2018-6-1GST廃止でその後9月のSST復活迄の3ヶ月間は
タックス・ホリデイということで大セールス攻勢かけてるが
SST6%、売上税10%に2018-7-16に閣議決定
SST課税対象品目は6,400品目(GST時は11,197品目)
SST課税対象品目詳細はキリがないので無視
SST登録企業は7~8万社(GST登録企業は47万社)
2018-8末でSST登録企業は約77,000社
プリペイド携帯料金はマレーシアンは非課税、外人は課税
今迄は6%⇒8%に引上げ
飲食+通信は除外だが
課税対象業種を物流、仲介、引受業務、カラオケ等に拡大
2024-3-1からSST8%
2%増による税収増見込はRM30億 https://x.gd/UqL6z
●増税対象は宿泊、エンタメ、通信サブスクリプション
専門サービス(法務、会計、エンジニアリング、IT)
デジタルサービス、カラオケ、修理・メンテナンス
今迄金融サービスのみ適用だった仲介・引受サービスは
船舶・航空機、コモディティ、不動産等にも対象拡大
●6%の旧税率業種は飲食、通信、駐車場、物流、配送
●水道+電気(月間消費量600Kw未満+商業・産業用)は除外
つまりSST8%適用は家庭用で600Kw以上消費家庭のみ