第1シーズンは観た。

 原作とはかなり違う。

変質と解体でどうかなぁ~…と、思っていたが、それなりに面白い。

 

 ただ、物語の進行がかなり早いので、原作を読まずにいきなり

このドラマだけを観れば、なんのこっちゃかわからないと言う人も

きっと出ると思う。

その点、本家中国版(WOWOW)のドラマは作りが丁寧。

 

 

 ■ キャスト

 エイザ・ゴンザレス(オギー・サラザール)

   ナノテク糸の開発者。 原作では「飛刃」として登場する糸。

 

 ベネディクト・ウォン(大史)

   原作では強史として登場。 ご存知ドクター・ストレンジの相棒で有名。

 

 ジョン・ブラッドリー(ジャック・ルーニー)

   お菓子会社CEO 原作未登場

 

 ジェス・ホン(ジン・チェン)

   女性物理学者。 原作では「黒暗森林」から登場。

 

 ロザリンド・チャオ(葉 文潔)

   これは中国版の方がイメージ通り ネトフリ版は影が薄い

 ジーン・ツェン(若い葉 文潔)

   これも中国版の方がイメージ通り

 

 シー・シムーカ(ソフォン 原作では智子)

   なんと、智子がイメージで登場 原作では「死神永生」から登場

 

 マーロ・ケリー(タチアナ)

   三体養護派の殺し屋役。 中国版では楊冬の妹か。

 

 リーアム・カニンガム(トマス・ウェイド)

   地球防衛のボス

 

 アレックス・シャープ(ウィル・ダウニング)

   原作では「黒暗森林」で登場するアノ人。 脳だけを飛ばされる。

 

 ジョバン・アデボ(ソール・デュランド)

   面壁者に任命される。 原作とはかなり違う。

 

 サーメル・ウスマニ(ラジ・ヴァルマ)

   女性物理学者。 脳を飛ばす担当者(原作読破者にはわかる)。

 

 ジョナサン・プライス(マイク・エヴァンズ)

   船ごとスライスされちゃう人。 このシーンはかなりエグい。

  

 

 原作の「死神永生」からは実体で登場する智子↑ ソフォン。

でも… 智子の実体アンドロイドって誰が作ったんだ?

人類にあんな精巧なアンドロイドを作る技術なんかないのに。

「三体」はもう、矛盾だらけ、突っ込みどころ満載。

 

 

 キャストの役割を書いただけで、原作とも中国版とも全然違う

変質と解体の「三体」ドラマ。

 第1シーズンで、星を買い、脳みそぶっ飛ばしたと言う事は・・・

「死神永生」の内容までドラマでやるつもりなんだ。

 

 三体は三部作・・・

「三体」

「黒暗森林」(「暗黒」ぢゃないよ)

「死神永生」

 … 後付けの「三体0」とか「球状閃光」とかは無視…

 

 中国版はかなり丁寧に「三体」のみをドラマ化し。

Netflix版は、かなり駆け足で「死神永生」までやるかも。

もしくは、ある意味ハッピーエンドの「黒暗森林」と

ごちゃまぜでドラマ化するかも。

 

 

 中国の文革で惨殺される葉文潔の父親… このシーンは人類を

裏切った彼女の動機のひとつとしては欠かせないけれど。

ネトフリ版ドラマは結構エグい描写でこのシーンを冒頭にやった。

中国版は簡単な話題にしか出てこない…もちろんシーンも一切ない。

 

紅岸基地でのヤング葉文潔の物語は圧倒的に中国版は丁寧。

ネトフリ版はその辺が殆ど語られない。

それで人類を裏切るか?と思ってしまう。

両方足したらちょうどいい感じになるのだけれど。

 

 「シーズン1」と言う事は2も3もあるかも。

 宇宙艦隊の決戦(一方的に?)もあるかもしれない。

 冷凍睡眠も脳味噌ぶっとばしも出てきたのだからやるな、これは。

 

 さて、どんなオチになるのやら。