主役の少女が最高

 

監督:スティーブン・コスタスキ

出演:ニタ=ジョゼ・ハンナ(ミミ)

 オーウェン・マイヤー(ルーク)

 アダム・ブルックス

 アレクシス・ハンシー

 マシュー・ニネーバー

 他

ジャンル:ホラーコメディ

原題:Psycho Goreman

2020年 カナダ 95分 PG12

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 やっと、味覚障害も消え、夜も眠れなかった咳の

発作もなくなってきた。 今回のインフルエンザ、

3週間ほども日数がかかった。

 さて… 想像以上にダメダメだったアダム・ドライバー

の「65」を見た後に、気分を変えてこれをみた。

ホラーというか、おバカコメディ(しかもC級)だけど

数年前の映画雑誌に紹介されていただけの事はある。

あまりのバカバカしさが突き抜けて面白い。

少なくとも「65」よりは私には面白かった。

 

 

 「銀河の破壊者」と恐れられる、最強極悪怪人。

ショッカーの改造人間みたいなヤツだが・・・ それが自宅の

庭に埋まっていたのを兄妹が見つけてしまう。

 封印についていた宝石を、妹がてきとーに操作したら、封印

が解除されてしまい、ソレは動き出すことに。

 

 封印宝石を持つ者の命令には絶対服従で、かくして9歳の

少女に銀河の運命が握られてしまうというお話。

 いやもう、この主役のミミ約の少女。

そりゃもう、その仕草や表情や台詞がめっちゃ憎たらしい。

これはもうアカデミー賞ものの演技だと思う(笑)。

ちょーにくたらしい(笑)。

 

 銀河の守護者たちは、悪魔の復活を探知して、再度封印の

試みにでるが…。

 

 

 自分を気にかけてくれないイケメンボーイフレンドもこんな

姿に変身させてしまうし…。(もう、戻れない)

 

 

 右が主役の妹ミミ、左が気の優しい兄のルーク。

 

 「あんたの名前は… そう! サイコ・ゴアマンよ!!

  略してPG!! いいわねっ!!」

 名前さえ、有無を言わさず勝手に命名。

 

 

 かくして、最凶の宇宙怪人は、女の子にいいように扱われ…。

オチが見えないというか、はてしなくボケまくる物語が続く。

 

 もちろん、お金なんか全然かかってない。

タケちゃんマンとブラック・デビルの戦いと大差ない。

B級通り越してC級の映画だけど…。

まぢ、面白い。

 

まれにみるC級ヒットだと、私的に思う。