キャラが素晴らしい

監督:ザック・スナイダー

出演:ソフィア・プテラ(コラ)

 ジャイモン・フンスー(ケイタス将軍)

 エド・スクレイン(ノーブル提督)

 ミキール・ハースマン(ガンナー)

 ペ・ドゥナ(ネメシス)

 レイ・フィッシャー(ダリアン)

 チャーリー・ハサム(カイ)

 アンソニー・ホプキンス(ジミー:声)

 スタズ・ネア(タラク)

 クレオパトラ・コールマン(デブラ)

 他

ジャンル:SFアクション

原題:Rebel Moon:Part One ・A Child of Fire

2023 アメリカ Netflix 135分

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 ザック・スナイダー監督作品というのは、男臭い脳筋体力バカ

の連中がガンガン殴り合うイメージが強く。これもまぁその基本

からはそんなに逸脱していない。

むかぁ~しの東宝映画の「宇宙からのメッセージ」みたいな、

選ばれた戦士たちが銀河を支配する軍事帝国マザー・ワールド

に立ち向かう…というのが基本路線なのだけれど。

6~7人で立ち向かうのはかなり無理があるだろう。

 

 マザー・ワールドに抵抗する星間小国家やグループを集めて

最期は一大結線と言うお決まりの流れなのは目に見えている。

そんな難しいストーリーでもない。

 

  

 

 ただ、面白いのは、それぞれ登場するキャラたちが結構謎が

多かったり隠れたスキルがあったりで魅力的な人物設定がいい。

大雑把なストーリーでも、体力でねじ伏せると言う感じの

スナイダー節も悪くない。

世間様の評価は低めのようだけれど、私は嫌いではない。

 

 

 映像は非常にきれいだけれど、CGなのがまるわかりというか

あまり画像に拘ってない気がする。

砂を巻き上げて宇宙船が着陸してきても、次のシーンで虫が

とんでいたり、何事もなく小川が流れて行たるするのが惜しい。

 

 

 主役はヒロインだけれど、男顔負けの殴り合いをするのが

いかにも…って感じで。

後半、Part2がどんなオチになるのか楽しみにしている。

 

 あぁ、そうそう蛇足だけど…

 「REBEL MOON」と言うタイトルは。「反逆者の月」と

 訳せるけれど。

 ディヴィッド・ウェーバーの面白いSF小説でその名の

 通り「反逆者の月」というのがある。

 

 

 

 一瞬、実写化?と思ったけれど…

 小説の方の原題は”Mutineer’s Moon”なので、全く関係がない。

 月は5万年前から巨大な宇宙戦艦と入れ替わっていたと言う

 面白いお話だ。