こんな豪華な映画はまたとない…けど。
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:ジーナ・カラーノ
マイケル・ファスベンダー
ユアン・マグレガー
ビル・バクストン
チャニング・テイタム
アントニオ・バンデラス
マイケル・ダグラス
他
ジャンル:アクション
原題:HAYWIRE
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これほど豪華な顔ぶれのアクション映画は珍しい。
監督は「オーシャンズ」だし、洋画ファンなら聞いたことのある
名の通った俳優ばかり。
主役のマロリーは本職の格闘家ときて、結構硬派なアクション
映画だった。
92分と言う尺も程よく、テンポがいいので飽きない。
ま、ちょっと「ただ…」があるけど、後述する。
映画ストーリーは…
民間軍事会社… これは日本では考えられない組織だけど
一種傭兵だな… に勤務するマロリー。
政府からの依頼でご指名の上、マドリッドでの人質救出任務
を請け負う事に。 ちょっとしたトラブルはあったものの、無事に
ジャーナリストの人質を救出し、ミッションは終了とあいなった
ものの… ここからがややこしい。
この人質救出ミッションが出来試合で、関連する黒幕の思惑
が入り乱れ、当のマロリーが狙われることに。
なぜ? どういう仕掛けになっているのか。
物語はアクションサスペンスで進行していく…。
これは、なかなか真の黒幕の思惑がわからない。
同じ会社の元恋人(上司)がこの状況に絡んでおり、裏切りもの
なのは冒頭から語られていくものの… 裏には裏が。
この手の映画は主役が力づくで謎を解いていくのが醍醐味で、
その点はテンポもいいし、なにより格闘シーンが凄い。
ビルの屋上の逃亡シーンも迫力あるし、本人がやっている。
ただ…。 (ここから「ただ」がちょっと…)
あまりに大物俳優を使い過ぎて、それぞれの立場がややこしい。
使い捨てにできないから、思惑のやりとりが細切れになっていて
わかりにくい。 簡単なストーリーなのに、わかりにくいと言う点。
それと…
格闘シーン… ホテルの一室でドレス姿での格闘シーンがある
のだけど、ところどころ足が太くなる(笑) え?って感じ。
ミニドレスで吹き替えやるならもうちょっと注意が欲しい。
格闘家なら気合いれて吹き替え無しでやって欲しい。
浜辺のシーンもそうだった。
細かすぎる突っ込みは、まぁ、無視して頂いて。
期待もせずに観たら結構面白かった。
物語そのものの、硬派な感じが非常にいい。
最近は女性が主役のアクションが多いが、それでも
なかなかいいのが出来て来た感じが正直している。
あ~ 個人的な要望で言うと(笑) ガル・ガドットみたいな
かわいく、色気のあるヒロインがいいかな~(笑)。


