ヴァン・ダム、老けたけどこれなら!

Netflix オリジナル

監督:ダビド・シャロン

出演:ジャン=クロード・ヴァン・ダム

 アルバン・イバノフ

 エリック・ジュドール

 パトリック・ティムシット

 ミュウ=ミュウ

 アサ・シラ

 他

ジャンル:アクション・コメディ

原題:The Last Mercenary

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 7月30日に公開されたNetflix映画。

ジャン=クロード・ヴァン・ダムと言えば「ユニバーサル・ソルジャー」

の頃は小兵ながらキレのあるアクションが凄かったが。

最近は変な脇役、悪役ばかりでめっきり老け込んだ。

 でも! アクション・コメディなら十分活躍できる。

これはなかなか想像ぃていたよりも面白かった。

特に、スズキのスィフト・スポーツ(赤)でパリ市街を走り回る

カーチェイスはなかなかの見せ場。

タイトルの「マーセナリー」はお金で動く傭兵のこと。

 

 もとは国家の特殊工作員、今は凄腕の傭兵稼業で暮らす

リシャール・ブルメール(ヴァン・ダム)、25年前に別れた妻と

その時生まれたばかりの息子を同僚に預け高額な仕送りを

毎月行っていた。

偶然、息子のIDやパスポートが悪用され、後始末に殺され

かけるのを阻止し、守るために正体を隠して接近する事に。

 凄腕の傭兵とはいえ、父ちゃん業はズブの素人。

息子に自分の正体を切り出せないまま、殺し屋の魔の手は

息子に迫る。

もっとも、息子といっても子供ではなく25歳の青年だけど、

車の運転も出来ない、戦えない。

ヤクの運び屋だった彼女とその兄貴を仲間に、即席の戦略

チームを結成、自分のIDを兵器密売に悪用した犯人に迫る。

(これがまた、その兵器と言うのが周辺の機械を全部無効に

してしまうという世界の危機的兵器で… ポンコツチームの

でこぼこドタバタコメディで物語はすすむ)

 

 007のオマージュもあったりするし、ヴァン・ダムの登場シーン

は往年の彼の凄さを見せてくれる。

(ただまぁ、あれはワイヤーで上半身は吊っていると思うが)

アクションシーンは全て本人がやっているようなので、さすが

としか言いようがない。

 かなりジジイになったもんだ。

 

 スパイアクションのノリだけど、話はユルユルなので笑いながら

観ればいい。

誰も死なないし、血まみれシーンもない。

あ~ ちょっと斬られて縫うシーンがある程度か。

シリアスさも全然ないので、この手の映画が嫌いな人でも大丈夫。

ラストはちょっとひねってある(笑)。

老けても、こんな感じのコメディならまだまだ活躍できそうな。

ジャン=クロード・ヴァン・ダム 昔はなかなかイケメンでかっこよかった。