物語のできは悪役で決まる。

 ユーリさんのブログで、ブラッド・ピットの話題が出た

ので、記事ネタにさせて頂くことに。

 ブラピ…最初に彼の存在を知ったのは「12モンキーズ

と言うSF映画。

原作はSF小説で実は私は珍しく未読のまま。

致死的ウイルスに冒され、人類死滅の危機から、過去に

戻って歴史改変をさせようという時間パラドックスもの。

実際のところ、今の時間理論ではたとえそれができた

としても、改変された世界が増えるだけ…ですが。

 

 過去に送り込まれるのがブルース・ウィリス、過去で出会うのが

ブラッド・ピットと言う事で。

ようは、ブラピがウイルス蔓延に関わった…とされているわけで。

 

 この映画のキモは、ブラピの常軌を逸したその演技。

ブチ切れ度合限界突破と言っても過言ぢゃないでしょう。

精神障碍者役なので、よくぞここまでこんな演技ができるもんだ

と感心しました。(二人とも若いな~)

この俳優だれ?と劇場で思いましたね。

物語の中では「悪役」と言うわけではないものの、話の核を

なす人物なので、この映画が話題になるのは全てブラピのおかげ

と今も思っています。

 

そして、二人目はこの人。

 ご存じ、ハンニバル・レクター博士。

羊たちの沈黙」のアンソニー・ホプキンス。

もう、アンソニー・ホプキンスは私的にはレクター博士のイメージが

強すぎて、「マイティ・ソー」でも「トランスフォーマー」でも、

あ!レクター博士だ!!と思ってしまう。

いやもう、ホント、レクターですよ、彼は。

 

↑この後この二人の警官がどうなるかは、知らない人は

ご想像の域を超えるでしょう。

 知っている人はトラウマ的な記憶のフィードバックもありでしょう。

なにせ、主演のジョディ・フォスターがあまりにサイコな映画なので

続編の出演を降りたという噂もあるくらいなので。

 レクター博士を演じられるのは、やはりアンソニー・ホプキンス

だけかと私は思っています。

最新作では認知症の老人の役を演じているのですが、それはもう

観なくても素晴らしい作品になっていると思います。

 

そして、三人目は日本から。

 この時点でちょっと前は「仮面ライダークウガ」の主演。

オダギリ・ジョー。

「あずみ」の美女丸役で、その力量を思い知った次第で。

 

 この役もぶち切れです。

日本人でこんなぶち切れが演じられるのも凄い!と正直思いました。

クウガの時から時折凄い演技を見せてはいましたが、そこまでとは

思わず…。

「あずみ」そのものはたいしたヒットでもなかったけれど。

主演は白戸家の娘だし…。

美女丸のキレは私の心に焼き付きました。

 

 ここにあげた三人とも、ヒジョーニきしょい役どころをとーっても

えぐい演技でこなせる天才かと思っています。

ブラピはまぁ、「セブン」でも「ファイトクラブ」でも「ワンスアポンアタイム

インハリウッド」でも、なにか奥に秘めた人柄を好演してますね。

 主役だのヒーローだのは誰だってできますが、本当に物語を

盛り上げるのは悪役…ダース・ベイダーなんかもそうですし。

悪役の力量次第かと私は思っています。

 

 ただもし・・・

この三人に会えるチャンスがあったとしたら。

アンソニー・ホプキンスだけは私はNGです。

レクター博士、めっちゃ怖いもん(笑)