潜水艦映画にハズレなし!

監督:ドノヴァン・マーシュ

出演:ジェラルド・バトラー

 ゲイリー・オールドマン

 コモン

 リンダ・カーデリーニ

 ミカエル・ニクヴィスト

 トビー・スティーヴンス

 他

ジャンル:アクション

原題:”HUNTER KILLER”

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 これは去年、映画館に観に行こうと思いつついけなかった

残念無念の作品を今回はWOWOWで観た。

ホント、WOWOWとNETFLIXには感謝感激だ。

いやぁ、これは劇場で観れば良かったと珍しく後悔している。

 

 私は「潜水艦漫画にハズレなし」と基本思っている。

「ローレライ」みたいに原作小説は激泣きできるくらいに素晴らしいのに

映画は全くイマイチ…みたいな例外もあるけれど。

概ね、潜水艦映画は面白い。

 この、「ハンターキラー」でもダウントリム15度で潜航するのに、

士官は腕組みしたまま15度斜めに立っている…と言うシーンがあり

「おぉっ!」と思ってしまった(笑)。

まぁ、たったそれだけのシーンでも外連味があって面白い。

 

 では、ネタバレしないようにざっとご紹介を。

冒頭、ロシア近海でロシアの原潜を追跡中の米軍原潜…突然、ロシア原潜が爆発し

何事か!?となる米軍原潜もどこからともなく発射された魚雷で撃沈。

 この報を受けたロシア側は最寄りの軍港へ大統領自らがやってくる。

米軍も事の真偽を確認するのに、最新の原潜と新米狙撃手を含む4名の

陸軍特殊部隊を密かに派遣。

 

 

水中と陸からロシア側の情報収集を行う…と言う作戦を展開する米軍。

ところが…、ロシアは新たに派遣された米原潜にも問答無用で魚雷攻撃。

第三次世界大戦勃発!? の緊張が高まっていく。

 

 原潜VS原潜、駆逐艦VS原潜、機雷海域、海路にない通路、ロシアの

クーデーター、ロシア大統領の救出… 盛沢山の要素をかかえて

物語は怒涛の進行へ。 面白い、これは面白い。

 

 だいたい、原潜アクションものに海の男の友情だの国を超えての信頼

だの、美味しい要素をこれでもか!と詰め込んでいるのだから言う事ない。

ジェラルド・バトラー演じる米軍原潜の艦長が機関士からの叩き上げと言う

設定も秀逸で、誰よりも水中を知る男というのがいい。

 最初に爆発で沈むロシア原潜の艦長も「レッドオクトーバー」を思い出す

ような役柄でホント、美味しいところ満載の作品。

 

 潜水艦映画にハズレなし。

 ぱい印おすすめ。