セガール映画はこれと「暴走特急」のみ面白いと思う

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監督:アンドリュー・デイヴィス
出演:スティーブン・セガール
 トミー・リー・ジョーンズ
 エリカ・エレニアック
 コルム・ミーニイ
 他
ジャンル:アクション
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「沈黙シリーズ」第1作にあたるの
がこれだが、この邦題にしても、当時
人気だったコミック「沈黙の艦隊」の
もろパクリ。
セガールと言えばこれで有名になった
ものの、B級アクション映画ばかりに
出演することに…。
奥さんは日本人で娘は平成ガメラの
ヒロインでもある。
なかなかの日本通らしい。
彼の武術が合気道なのもその関係か。
THE CINEMAで放映されていたのを
録画して観てみた。
(「暴走特急」は以前観た)
古い作品なので、みんな若くて精悍
でいい。
今のセガールさんはもう、でぶでぶ
でアクションなんか殆どない。

 

 

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 共演には敵方になんと、「MIB」の
 トミー・リー・ジョーンズ。
 今なら宇宙人ジョーンズと言った方
 がわかりやすいか。
 スター・トレックTNGのオブライエン
 も敵方だし、紅一点、みごとな
 おっぱいを披露してくれるエリカ某
 は、ホンモノのプレイメイト、
 1989年のミス7月。
 結構豪華な面々が出演している。

 

 

 

 

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腕利きのCIA特殊工作員があまりの
成果を挙げ、危険視された上に刺客
を送られた事に反旗を翻し、退役艦
ミズリーを乗っ取って武器弾薬を第
三国に売却しようという陰謀。
 同じく腕利き特殊工作員は無茶な
作戦で部下を失い怒りで上官殴打し
た罪でコックに降格。
ミズリーに乗り合わせていたと言う
安直な設定だが、特殊工作員同士の
対決戦になっていく。
ダイハードの戦艦バージョンだけど
特殊工作員の軍団にたった一人で戦
いを挑む戦艦物って…ほぉぉ、「亡
国のイージス」と良く似ている。

 

 

 

 

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 ただの艦載コックだと甘く見たのが
 大間違いで、セガールくんは大暴れ。
 次々と敵を倒して、閉じ込められた
 乗組員も救助し、挙句には武器を積み
 こむはずだった某国潜水艦まで撃沈。
 スーパーヒーローぶりが痛快だ。
 ちなみに、この某国潜水艦の乗組員
 はイタリア語を喋っていたが…。
 映画はこの後、セガール主演の物は
 殆ど全て「沈黙の~」と言う邦題に
 なっていくが、どこが「沈黙」やねん?
 と言うシロモノも多い。
 元特殊工作員でコックと言う設定は
 これと「暴走特急」だけ。
 若いころの彼の映画は痛快だけど、
 今はもう見る影もない。

 

 

 

 

 なんだか、大藪春彦のアクション小説を観ているようで
 B級なりに面白い。