今日は、ただ思うことを日記のような感じで書いていこうと思っています。
※長い文章になりますので、遠慮したい方は飛ばして頂いて大丈夫です。
部屋から一歩も外に出たことのない黒猫は、外の世界に憧れている。
変わりゆく季節と共に外の世界を、部屋の窓から毎日ずっと眺めている。
今日も外の景色がいちばん近くに見える窓を選んで、太陽の光の眩しさに負けそうになりながらも眺めている黒猫。
窓の外を見つめるたびに、知らない外の世界に憧れる黒猫は…
実際にどんな景色が見えているのか・どんな出会いかあるのか…何も知らずにいる。
部屋の中でも、日当たりが良いこの窓は…
黒猫にとって、とても居心地がよく気に入っている場所。
未知なる世界を知りたいと思いながらも、外の世界が想像以上に怖いことを黒猫は知っている。
それは、たたの直感だけれど…。
部屋の中で暮らしていれば、敵なんて一切存在しない。
少なくとも生きている敵は…。
季節が変化すれば、部屋の窓から見える景色も全く違ってくる。
桜の花びらが舞う季節をすぎれば、あっという間にセミが必死に鳴き続ける…
にぎやかな夏がやって来る。
窓の外から見える、季節の変化を感じながらも…
安心・安全な部屋の中で暮らしている黒猫。
たまには、外の空気を感じたくなる日も…
外にいる動物と会話したくなる日もある。
何も知らない世界だからこそ、憧れてしまうのだと。
ずっと部屋の中で暮らしている黒猫は、お気に入りの場所以外は何も知らないことが実は多かった。
ただ興味を持たなかっただけだけれど…
ずっと閉じられた世界で暮らしていた黒猫は、閉じられた世界が自分の生きる世界だと思っていた。
ここがまさに自分の居場所なんだと…
そんな狭い視野を持っていた黒猫は、きっと知らない間に決めつけてしまっていた
未知なる外の世界は、きっと自分の生きていく世界ではないと。
ただ憧れるためだけの世界だと、どこか境界線を引いていたのかもしれない。
しかし、本当は閉じられたと思っていた世界は…
唯一の外の入り口であるドアが、ずっと開いていた。
黒猫が憧れる前からずっと…。
ただ窓から眺める外の景色に夢中で、気づかなかった。
未知なる外の世界は、すぐ近くで見て感じることのできる現実の世界だと…。
想像以上に怖い世界だけれど、見てこなかった・知らなかった景色や出会いが待っていることを…
閉じられている世界は、本当は開かれている世界に通じていることを…
黒猫は近いうちに気づくことだろう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。