今日は、海外映画「存在のない子供たち」を紹介していこうと思っています。
2018年にフランスとレバノンで製作された、中東の貧困・移民問題を抉り出した人間ドラマを描いている…ヒューマンドラマ作品です。
原題;「Capharnaüm」
➡(直訳;イスラエル北東部、ガリラヤ湖北西岸にあった町。イエス=キリストの伝道の本拠地。)
上映時間;125分
【スタッフ】;
監督;ナディーン・ラバキー
製作;ミヒェル・メルクト ハーレド・ムザンナル
製作総指揮;アクラム・サファー /アンヌ=ドミニク・トゥーサン /レイ・バラカット/
ジェイソン・クリオット
脚本;ナディーン・ラバキー /ジハード・ホジェイリ /ミシェル・ケサルワニ /ジョルジュ・ハッバス /ハーレド・ムザンナル
撮影;クリストファー・アウン
編集;コンスタンティン・ボック
音楽;ハーレド・ムザンナル
【キャスト】;
ゼイン・アル・ラフィーア/ヨルダノス・シフェラウ/ボルワティフ・トレジャー・バンコレ/カウサル・アル・ハッダード/ファーディー・カーメル・ユーセフ/シドラ・イザーム/アラーア・シュシュニーヤ/ナディーン・ラバキーさんなど。
【ストーリー】;
わずか12歳で、裁判を起こしたゼイン。
訴えた相手は、自分の両親でした。
裁判長から、「何の罪で?」と聞かれた ゼインは、まっすぐ前を見つめて「僕を産んだ罪」と答えます。
中東の貧民窟に生まれたゼインは、両親が出生届を出さなかったために、自分の誕生日も分からず、法的には社会に存在すらしていません。
学校へ通うこともなく、兄妹たちと路上で物を売るなど、朝から晩まで両親に働かされていました。
唯一の支えだった大切な妹が 11 歳 で強制結婚させられ、怒りと悲しみから家を飛び出したゼインを待っていたのは、大人たちが作り出した…さらに過酷 な“現実”でした。
小さな少年ゼインに宿っている弱きものを守りたいという逞しくも強い愛情を描いている…ヒューマンドラマ作品です。
【エピソード】;
▼この作品は、2018年に第71回カンヌ国際映画祭で審査員賞とエキュメニカル審査員賞を受賞しています。
▼この作品は、監督が目撃し経験した事を盛り込んでフィクションに仕上げているそうです。
▼主人公ゼインを始め出演者のほとんどは、演じる役柄によく似た境遇にある素人さんに出演してもらっているそうです。
<追記>
この作品は、あらすじを読むと重そうな映画に思えて躊躇しがちな作品ですが…
気になったので思い切って見てみた作品です。
裁判のシーンは、とても胸が痛みました。
ストーリー構成がとても繊細で緻密に作られており、あっという間に映画を見終わることができました。
思っていたよりも重い作品ではなく、少年ゼインの目線で描かれており…
過酷な状況でもゼインの優しさがとても胸に響く作品だからこそ
見やすい映画なんじゃないかと感じました。
この作品は、自身が見た作品の中でとても印象深く忘れられない作品となりました。
ぜひ一度は見て欲しい、おすすめしたい作品です。
タオルやティッシュは必須になってしまいますが…。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。









