先日、とあるトイレでの出来事。


目的地について、車を降りたとたんに、一緒に行動していたKさんが


「おしっこしたい、おしっこしたい」


と言い出したため、ボクたちは、その建物のトイレへと駆け込んだ。


トイレは建物の一階にあった。

どこにでもありそうな、少しだけきれいな、いわゆる普通のトイレ。


トイレの入り口に入るやいなや、う○この匂いが鼻をつく。


あまりの匂いに、ボクは一瞬「くさっ」と言いかけたが、

まだ、『その人』がいるかもしれないと思ってやめた。


その瞬間ボクの後方で


「うわぁ くさっ なに この おっさんと う○この匂い」


何、口に出して言っちゃってんだこの人は・・・

そう思うと同時に、目を個室の錠の部分へと向けた。


案の定、赤くなっている(使用中)


「まだいるって~!!」


と思った途端、もう笑いが止まらない。

こらえるのが必死。


一人で「クックックッ」となっている。


『その人』の手前、爆笑するわけにもいかない。


が、笑えてしょうがない。

もう、ボクはおしっこどこの騒ぎではない。


そのときKさんが


「あっ」


『その人』の存在に気がついた。

やっと気がついた。


「あっ」の言い方が、俺やっちゃった的な言い方で、

もちろん、小声だったことは言うまでも無い。


それを聞いて、さらに笑いが止まらない。

ボクは、そのとき笑いすぎて半分泣いていた。

かるく過呼吸状態になってた。


このままではやばいと思い。

ボクは、おしっこを早く終わらせることだけに集中し

足早にトイレを後にした。


ダッシュで駆け抜け、

少し離れたエレベーターの前まで行って、初めて声を出して笑った。


大爆笑だった。


こんなに笑ったのはいつぶりだろうか。

一瞬、そんな疑問がチラついたが、そんなことはもうどうでも良かった。


とにかく笑った。


ボクが涙を流して笑っていると。

ようを済ませたKさんが、すっごい笑顔で、走ってきた。


「ちょっと~ 教えてよ~」


「普通、そんなこと言いませんよ」


「だって臭いんだもん。

 あんなおっさんとう○この匂いがどっちもあんな臭いの嗅いだことないもん」


「そりゃそうですけど」


その後、おっさんとすれ違うたび

この人が『その人』か・・・?


ダメだとは思いつつも、そんな目で見てしまった。


Kさんは「やっぱり口は禍のもとだな」と半笑いで言ってました。