元同僚に会ったんだけど。
少し見ない間に、びっくりするくらいに変わっていたね。
外見とかじゃなくて、なんていうの、解き放たれた感ってやつ。
すごかったね。
まぶしかった。
一緒に働いていたときとは、別人なくらいに輝いていた。
助手席に乗せてもらいながら、晴れた空を眺め、
もうここには帰ってくるんじゃないぞ・・・
そう、心の中でつぶやいた。
刑務所ですよ。
刑務所の先輩が仮出所して向かいに来てもらったみたいなさ。
せつないなぁ。
外の世界はそんなにいいところなのかと。
違うことをやりだしたら、人はこんなにも変わるのかと。
完全にオーラが違ってたもんね。
生き生きしてたもんね。
夏の植物みたいだったもんね。
同じ車内で、陰と陽が真っ二つになってたからね。
それはもう。なんなんだと。軽い憤りすら感じたからね。
ボクはといえば、完全に袋小路です。
永久ダンジョンをひたすら突き進んでます。
あれっ ここさっき来たよなぁ・・・
この階段何回上るんだよ。
あっここの落とし穴も同じとこにでんのか。
毒沼ばっかじゃねぇか。
敵強い。
やべぇ もうMPないわ。薬草もないわ。
宝箱ミミックだし。
逃げれんわ。
うわっ またここに出んのか!
とりあえず、リレミトしとくか・・・
はぁ・・・
もうね正直なにも考えたくないし。
なんかよくわかんないです。
抜けたような感じで朝を迎えると、また同じとこ?
みたいな。全然進んでいかない。
同じことばっか繰り返していてさ。
ただただ、一日が過ぎていくだけ。
悶々としてるだけ。
モチベーションの永久ダンジョンですよ。
♪鬼さんこちら、手のなる方へ
真っ暗な中、声のなる方へ。
そこには何が?
声の主は誰?
何か、とてつもなくやばいことになってきている気がする。
なんかそう思う。
このまま行くと、いつかどえらいことになる気がしてならない。
何事にもキリをつけないと。
ダラダラしててもいけないな。
目隠しを取って、自分の目で見て決めないと。
他人の声の方に進んでいってはいダメだと。
たとえ、その声がすばらしいとこに連れて行ってくれるんだとしても、
自分でしっかり決めないと。
意外ともう時間はないのかもしれない。
今まではなんとかなってきたけど、
さすがになんともならない状況になってきた。いろんな意味でね。
この前兆がガセでないことを祈りつつ。
絶対にBIGを引いてみせるつもりであります。