「今日は雨降るらしいよ」と出勤前に母が言った、「ふーん」と言って玄関の扉を開けると既に雨が降ってた。正しくは「雨降ってるから運転気をつけてね」といったところか。
何事にも正解しない母、勉強が出来なくてもランドクルーザーに乗れる同級生。人生の「正解」は無論一つではないのだと思い知らされる。
「外は春の雨が降って僕は部屋で独りぼっち 夏を告げる雨が降って僕は部屋で独りぼっち」
季節の始まりを告げる雨というのを、この歌詞から強く意識するようになった。本日の雨は春の訪れかもしれないと個人的に思う。ブルーハーツですね。
僕は深夜に働いているのですが、けっこう雨降ります。昼間と深夜どっちが多いのか統計を見たいですね、人が寝てる時間に働いてるんだからせめて雨は降らないでよ。と良く思ってしまいますが。
しかし若かった頃に比べると雨は気分が滅入るようになってきた、昔は何も思わなかったのですが。
なんとなく運転しながら口ずさんじゃいますね、歌を。なぜか本日は女性歌手の歌が多かった。
「あなたしか見てないのよ今すぐにここでキスして」
椎名林檎ですね、ここは歌っていると首筋がゾクゾクしてくる。素晴らしいメロディだ。
学生の時は毎週ミュージックステーションを見ていて、ある程度見慣れてくると「自分の想像を超えてくるアーティスト、超えないアーティスト」に分かれてくることに気付く。もちろん個人の見解ですが。
ラルクアンシェル、イエローモンキー。そして椎名林檎でしたね、東京事変になってからはあんまり聞かないけど(笑)
「生まれ変わってもどこにいても あなた探している馬鹿な私に気付いて」
これはジュディ―&マリー、リトルミスハイウェイですな。林檎もそうですが、「男性が歌ってほしい歌詞」なのかもしれません。この曲を口ずさんでいると必ずこの部分で「ウルッ」と泣きそうになってしまうのです。
「境界線みたいな体が邪魔だね どっかいっちゃいそうなのさ」
川本真琴ですねー、僕のアイドルでした(笑)この歌詞も好きです。
この辺りはどうなんでしょうね、お互いが違うからこそ一緒に暮らしていける。という意見もありますが。
僕の若い頃なんかはビーズのラブファントムで歌われるように
「少しのズレも許せないセコイ人間になっちゃたよ」
みたいな感じでした(笑)でも「ここでキスして」にも
「どんな時もあたしの思想を見抜いてよ」
って歌詞がありますね。案外、男性的な我がままではないのかもしれない。
ミスチルの「幸せのカテゴリー」という曲にも
「本当の自分なんて何処にもいないような気がしてる だからこそ僕らはその身代わりを探すんだね」
という歌詞があり好きです。逆に考えると「恋愛」というものは相手に自分の理想を押し付け、型にはめてしまおうとするものなのかもしれない。
「愛憎」という言葉もありますね、愛が深いほど裏切られたと感じた時は憎しみが増す。愛していなければ裏切られてもダメージは少ないですもんね。
雨が降る日の音楽は色々考えさせてくれるのかもしれません。
かの吉井和哉も「綺麗な愛ほど汚れてるのさ 汚れた愛ほど愛は綺麗さ」と歌ってます、まだまだ分からないことだらけ。日々、全てのことにおいて勉強ですね。それではまた☆