お疲れ様です。
さて、志望校も成績も迷走中なのですが、NN女子学院の説明会に行ってきました
また、今回の説明会は記事にしないと思っていたのですが、聞いていたらタメになることが多かったので、簡単に
なお、5年12月には桜蔭ジュニアオープンの説明会に行ってますので、ご参考まで
ーーーーーーーー
1️⃣総論
🔹JGの受験傾向
・今回のJGOPは約510名の申込(うち400名程度が本日受験)
・女子学院の出願者は、2022年から年々減少しており、2025年も減少する予想される。
・これは受験者の受験傾向の変化による(安定思考・価値観の多様化・共学・附属校など)
・その意味で、女子学院への間口が広くなった?
🔹入試までの立ち位置の確認
・模試には「客観式模試」「学校別模試」がある。
・「客観式模試」は、合不合判定(四谷大塚)・合格判定(日能研)・合格判定(SAPIX)など
・「学校別模試」は、NNオープン(早稲アカ)・SAPIXオープン(SAPIX)・学校別判定(四谷大塚)・トライアル(日能研)など
・客観式模試は、受験層が多様なので、志望校判定には向いていない。
→ただし、良い成績を取ることに越したことはない。
→併願の合否判定に役立てる
・学校別模試は、純粋な志願者のみの模試であるため、立ち位置が確認できる
→早稲アカでは、全ての志願者にSAPIXオープンの受験を推奨
→JGの場合、学校別模試で上位4割を安定的にとれるようにする
・なお、昨年度のJGOP②の実績だと、偏差値70以上は100%、偏差値64以上は82%、偏差値58以上は52%が合格。
🔹JG対策
・JGは入試データを公表しないため、合格最低点などの公式情報はない。
・もっとも、塾側でデータを集積しているので、ある程度は予想できる。
・一般に合格最低点は280点(7割)と言われているが、早稲アカとしては「250点〜270点」程度で推移していると予想。
・また、合格者は上位4割程度で推移している
・そこで、戦略として、得意科目→合格者平均・苦手科目→受験者平均とすることを目標として、概ね上位35%に狙いを定める。
🔹NNJG
・同じ目標を持った優秀な生徒と切磋琢磨
・過去の実績をもとに過去問データを独自に集積
→得点の目安は「NNJGの平均点」
→復習の目安は「NNJGの正答率」
・過去問は9月〜11月までに5年分を2週間に一度のペースで解くように指示
・2学期以降は、勉強が回らなくなるのが普通である。
→各志望校に沿った対策をするべきである(EX:JGでは物語文は出ない)
・JGの問題は桜蔭などに比べると簡単と言われているため、対策不要か?
→JG独特な問題あり
・7月と9月の説明会では「併願校」・「夏休みの過ごし方」の話をする予定
→一月校は浦和明の星+α
→2月2日は、豊島岡・吉祥・洗足など
2️⃣国語
🔹予想平均点
・受験者平均65点
・合格者平均75点
🔹出題傾向
・年度によって本文の文字数が全く異なる、小問の数も違う
・また、出題分野が多く、絞り切ることができない
・「変わらない部分」の対策の重点を置く
→試験時間・随筆文・換言問題・慣用句が変わらない部分
→まずはこれを確実に
・随筆文対策
→大人の感性で書かれた、整理されていない文章(日記のようなもの)
→受験生が自ら本文を整理して理解することが必要
→読むスピードを上げる必要があるが、説明文ではないので大切なことを何度も述べない
→「サンドイッチ」
・「設問」の分析
→JGは設問が不親切
→受験生が「設問」も分析する必要あり
・「分析」とは、分けて・整理すること
3️⃣算数
🔹予想平均点
・受験者平均46点
・合格者平均56点
🔹出題傾向
・難易度の分布がバラバラ。
・昨年度は均等配点(1問4点)?
・JGは定石を崩す
→中学受験塾で教えるいわゆる「定石(パターン)」を外してくる出題
→例えば、速さの問題であれば、「線分図」「ダイヤグラム」に飛びつきがちだが・・(2024年大問4・7など)
・「ひらめき」とは、経験の蓄積(思い出し)である
→基本解放の習得
→誤答分析
4️⃣社会
🔹予想平均点
・受験者平均65点
・合格者平均70点
🔹出題傾向
・1問に1分もかけられない
・出題される「知識」と「形式」が独特である
→単純な知識問題は少ない
・10年前と出題傾向が全然違いので、昔の過去問をやるのは有害(2018年以降でOK)
・今後は、社会での記述問題への対策が必要
・「並び替え」問題は頻出である
・早稲アカでは、「歴史」「地理」「公民」「現代社会」の4分野に分類
・「現代社会」とは公民終了後の3分野融合問題
→すなわち、現代における社会問題は「歴史」「地理」「公民」などの背景事情の理解が必要
→例えば、ジェンダー問題であれば、歴史的な男女分業、各国との比較、人権問題など。
→環境・インフラ・食・自然災害・伝統工芸・水などが出題されている
・夏休みに最優先でやるべきは「算数」「理科」
→「夏前まで」に社会をやるべき
5️⃣理科
🔹予想平均点
・受験者平均55点
・合格者平均70点
🔹出題傾向
・地学分野では「天体」が頻出なのが特徴的
・そのため、NNでは天体に特化
→豊島岡・吉祥・洗足でも「天体」はでる
・生物は知識問題が多いので、毎回テストを行う
・「全選択問題(正しい選択肢を全て答えよなど)」がでる
→「幹」の部分をしっかりと抑える
→「枝葉」の部分はそのあと
・原理原則の理解
・なぜ、実験の手順がそのように指定されているのか。
→異なる手順でやったら、どのような不都合が起こるのか
・異なる問題なのに同じ選択肢を選ばせたり、記述させたりする
→普通であれば「①イ②ウ③ア」なのに、JGは「①イ②イ③イ」が正解だったりする
→単語を記述させるのに、大問1でも大問3でも「二酸化炭素」が正解だったりする
・時事問題
→問題文をきちんと読む必要がある
→単純な知識問題ではなく、思考させる問題
→例えば、高層ビルが建つとくれば日照問題と思いきや、ビルの建設地は「北側」なので日照ではない
→地下水の問題で植物が枯れる根が水を吸収しないと思いきや、水自体はきちんとあるなど
・世界自然遺産の問題も出題される傾向にある
→沖縄諸島の問題は未出題
・初見問題の難しさ
→高校教科書レベルのグラフやデータの読み取り
→用語説明も極めて簡潔(小学生には不親切?。不定時法・あたたかさ指数など)
ーーーーーーーーーーー
誤字脱字、ご容赦ください。
では!