お疲れ様です。


さて、本日は早稲田アカデミーの学校別ジュニアオープンに行ってきました歩く



ブロッコは長女と同じJGを受けるとい思っていましたが、意外にも桜蔭にしました歩く

どちらにせよものすごい高いハードルですけどね滝汗



テストと同時開催で説明会がありましたので、以下に概要を記載しますにっこり

箇条書きですがお許しください汗うさぎ


あと、予想以上に長くなりましたので、お暇な時にニヤリ


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0 はじめに

・基本的な内容は「戦記」さんのブログと同様と考えて良いです。

・9:00開場とのことでしたが、9:00前には開場してました。

・内容に誤りがある可能性があります。ご容赦ください。

・説明会中、スライドをスマホで撮影されている方がいました。

 運営サイドも黙認のようですが、カシャカシャうるさいので消音機能を利用した方が良いかと思います。

・また、スライドの情報は配られる冊子に一部ですが情報が載っているので、あらかじめ確認した方が良いです。

・出席の男女比  男:女 4:6 OR 5:5 程度でした。

・メガネ装着率 約3割



1 第一部(桜蔭入試の概要。松田先生(NN桜蔭の責任者))

🔹本日のジュニアオープン

・本番と同様の出題方式

・5年生が習う知識を利用した入試レベルの問題である

・国語の問題は中学受験最高峰

・受験者の母集団のレベルが高いので、偏差値は参考にならない(極論、偏差値50をとれれば合格の可能性があるということ)。

・夏のジュニアオープンは、男子:開成・女子:桜蔭のみだった。

・これに対し、今回の冬のジュニアオープンは男女とも御三家(合計6校)なので、純粋な母集団といえる。

・もっとも、5年時の母集団であり、6年時の母集団の方が洗練されてくる

・御三家の受験におしなべて言えるのは、対策を始めてみないと適性があるかどうかがわからない。


🔹桜蔭と女子学院

・例えば、算数を例に出すと、桜蔭と女子学院では問題の質が異なる。

(桜蔭)

・桜蔭は、「式・考え方(数式のみならず、言葉でもよい)」も採点対象となる

・解答用紙に「式」の記載が要求される

・煩雑な計算処理が多く、「達成感があるが、爽快感がない」問題である

・答えがキレイではない

・よって、完全解答を目指しつつ、部分点を確保することが重要

・桜蔭の入試は「職員総出(校長を含む)」で採点するとのこと

・部分点が非常に細かく設定されていると予想され、「○・△・×」程度の簡単な採点基準ではないと思われる

・このことからしっかりと「式・考え方」がかけることが重要である

(女子学院)

・これに対し、女子学院は問題と解答用紙が一体となっている問題用紙。

・式などは採点対象外。

・40分で30問。

・問題の取捨選択を含めた処理能力が求められている


🔹適性の判断

・お子さんが、現時点でいずれの問題に適性があるか判断するのは困難

・結局、いずれに適性があるか、対策をやってみないとわからない

・あえて言うなら、「桜蔭:思考型」「女子学院:処理型」である

・思考型から処理型への移行は比較的楽だが、その逆は困難である


🔹入試実績

・2023年は過去最高レベルの激戦であった

・新しい桜蔭入試のスタンダードが確立したとも評価できる

・具体的には

 ①WEB出願

 ②保護者面接の廃止

 ③WEB発表

 ④生徒面接の完全復活(グループ面接)

 になる。

・生徒面接の完全復活により、2月1日午後受験が困難となった

・2023年は補欠合格者が0人(早稲アカが学校に確認)

・サンデーショックを除くと2012年以来の倍率が2倍以上(2.09倍)

・なお、2026年入試(現小学校4年生)はサンデーショックの年である

・中受人口の増加・入試問題の難化


🔹桜蔭の特色

・6年時の出席状況は、かなり重視される(説明会の最後に補足された点)

・東大合格率が、女子校の中で圧倒的であり、男子校とも互角レベル

・東大理三の合格率もトップレベル

・桜蔭では、生徒に進路指導をしない(例えば、東大を受けなさいなど)

・親が「東大でなければダメ」などと言っている場合にはいさめることも

・これが何を意味するか

 →純粋に他校と比べて、環境が違う。生徒の意識レベルが違う

 →いわゆる進学校は、詳細な進路指導をする

・桜蔭の校訓

・生徒は「真面目」


🔹桜蔭受験するのであれば、桜蔭を目指す理由を「親子」で確認すること

①そもそも、中学受験をする理由

②なぜ桜蔭を目指すのか

③欲しいのは、桜蔭合格という結果なのか


・桜蔭を目指すのは本当に大変である

・「子供が志望しているから」だけでは、この大変さは乗り切れない

・言い換えると、桜蔭を目指さなければもっと余裕のある中学受験になる


🔹桜蔭NNの思い

①日本一を目指す経験

②困難に立ち向かう力

③様々な条件から最適解を出す力

④進学後も通用する骨太な学力


・子供の人生にとって大きな武器となる学力、精神力が桜蔭を目指す過程で得られる

・そのくらい大変

・桜蔭の倍率は「約2倍」

・受験本番までが非常に大変(その過程でかなり脱落する)


🔹桜蔭の合不合の差

第1回ジュニアオープン(御三家ではなく、桜蔭模試のみ)

国語 14.6

算数 20.8

理科 14.3

社会 11.5


・上記はいずれも、合格者と不合格者の各科目の平均点差

・基礎学力の差

・理科社会は60点満点なので、非常に大きい差


第5回ジュニアオープン(桜蔭志望者のみの模試)

国語 9.4

算数 17.3

理科 7.9

社会 8.6


・圧倒的に算数で差がついている

・この時点の模試は、母集団が洗練されている

・それでも、このくらいの差が生じる


SAPIXオープン(9月実施)

国語 12.0

算数 15.9

社会 6.3

理科 5.9


・SAPIXの模試でも同様に「算数」で差がついている。

・なお、女子学院は4教科とも100点満点のテストなので、勉強方法が異なる。


🔹桜蔭受験に向けた勉強法

・「月例テスト(クラス分けテスト)」からの脱却の必要性

・クラス分けテストでは、すべての生徒に対して実施されるテストにおいて「正答率の高い問題を落とさない」ことが大切

・そのために、前半の基本的問題を落とさないことが必要となる

・その反面、正答率の低い問題は「捨て問」として処理される傾向にある(特に後半の思考力が必要な問題)

・これは、「捨て問」が正誤によってクラス分けに影響しないから

・しかし、桜蔭に合格するなら、このような問題に正面から取り組む必要がある。

・大切なのは「クラス分けテスト」でいい点数を取ることではない。

・「桜蔭」の「受験本番」で「合格」することが大切

・そのため、大人から見れば効率の悪い勉強法(正答率が低い問題に取り組む)が必要になる


・ムラなく学習することが間違っているか

・桜蔭の算数は、立体図形・数論を好む。その反面、平面図形はほぼ出ない。

・最難関校の受験に向けた学習スタイルは特殊である


🔹テストとの向き合い方

・だからといって、クラス分けテストを軽視して良いというわけではない。

・「クラス分けテスト」とともに「桜蔭入試」を意識した学習が必要になる(+アルファ)

・これまでの学習(クラス分けテスト)

  新しい知識の獲得

  思い出す・再現する

  抜き出す加工する

・これからの学習(桜蔭入試)

  獲得した知識を活用する

  その場で考える

  主題を捉える

・例えとして、「走り高跳び」の飛び方を想像して欲しい。

 低いバーを越えるには、極端な話「またぐ」方法で飛ぶのでよい。

 これに対し、高いバーを越えるには「ベリーロール」「背面跳び」が必要

→ 勉強方法(飛び方)が全然違うと考えた方が良い

・クラス維持をするための表面的な勉強に終始していると、「またぐ」飛び方しかできなくなる可能性がある

・意識的に両者のバランスをとって勉強する必要がある


🔹桜蔭入試で目指す得点

国語 65

算数 65

理科 40

社会 40

合計 210(320点満点。概ね65%)


・これはだいぶ高い目標である


🔹模試について

桜蔭合格を目指す場合の偏差値

・四谷大塚、日能研

偏差値 71(80%) 67(50%)

・SAPIX

偏差値 62(80%) 57(50%)

・なお、四谷大塚、日能研は全国展開しており、母集団も多いためこの数値


・成績(偏差値)は、今後、変動する。

・変動値は、平均で偏差値換算で6.2増減する

・また、模試について、「学校別模試」と「一般的な模試」を区別してみる必要がある。

・例えば、そっくり模試(学校別模試)の場合、上位3分の1であれば80%、上位2分の1であれば50%

・学校別模試と一般的な模試の二つの軸で自分の現在地を確認すべき


🔹6年生に向けた学習

・理科(特に生物・地学)と社会の精度を高める(逃げない)

・クラス分けテストの結果の見方を変える

・定着度の確認として利用する

・「正答率の低い問題を諦めて、ミスなく確実に得点」からの脱却

・国語は、語彙力・一般教養を養う・正確によむ・答えに根拠を持たせる習慣

・算数は単元学習。トライアンドエラー


🔹NN桜蔭の特色

・入試問題を天井としない

・合格のみではなくその先を見据える

・女子のみではなく、男子とも対応に戦える学力

・クラスが上がれば合格率が上がる(1組になれば、9割以上の合格率)


2 第2部(教科ごとの学習)

🔹国語(本多先生)

・解答用紙が特徴的

・読む力

 一読して「本文の構造」+「主題」を捉える

 全体像の把握(細部の精読より優先される)

・長い文章を読ませる割に、問題数が少ない

・解く力

 本物の記述力

 「過不足なく」「解答の中心をブラさず」に書き切る

・心掛け

①文章全体で言いたいことを考える

 一読した段階で、本文において「大事な言葉・情報・発想」を捉える

 全体を見渡す力

②記述はガリガリと書き倒す

 現時点では、「無駄なことを含めて」長く書く分には問題なし


🔹算数(松山先生)

・桜蔭は、1問目から難問が出る。空欄になる生徒がいることも多い。

・このような傾向は、桜蔭と渋谷幕張くらい(もっとも、渋谷幕張の方がスタンダード)

・桜蔭の算数は、解いた後、結局なんの分野であったかわからない問題が多い

・通常の学校(例えば、女子学院・豊島岡など)は、基礎的な問題から応用問題というスタンダードな形式である

・求められる力

 知識・解法を高いレベルで備える

 初見の問題に対して自ら筋道を立てて解く

 煩雑な計算・緻密な調べ上げの精度を高く実践する

・定石を知らなければ、桜蔭算数の攻略ははじまらない

・もっとも、定石だけでは通用しない

 →そのために対策が必要

・心掛け

 方針がない問題であれば正解する(効率よく計算する手法を考える・・逆比)

 解法知識・解法技術を身に付ける

・本日テストの大問3のお子さんの解法を確認してください


🔹社会(瀬川先生)

・正しい知識を身につけていることを前提に「正しい」「誤り」の判断材料として活用できるか(選択肢問題)

・正確に解くための方法を確立すべき

 例えば、選択肢問題であれば、枝のどの部分がどのように誤っているのか正確にチェックする習慣をつける

・漢字で正確に記載できるようにする

・問題文中のヒントに気が付けるか


・社会は先行逃げ切りである(追い込んできてはダメ。直前期は算数)

 「早めに」「少しずつ」「着実に」定着させる

 新出単元の学習を終えた後が勝負

・当たり前のことをやる(特別なことは不要)

 隅々まで高い精度で身につける

 手間を惜しまず正確さを優先する

・その一方で、桜蔭の社会は「単なる丸暗記(覚える科目)ではなく、考える科目」

 印象に残る、記憶に残る方法で学習(NOT その場しのぎの学習)

 それぞれの事実を有機的関連付けて覚える(NOT 断片的な学習)


🔹理科(松浦先生)

・桜蔭理科の特徴

①標準的な知識、計算(広範囲で定着させる)

②実験考察問題(自ら経験、身につけた解法)

③時事的・社会的な題材からの出題(日頃から社会情勢に目を向ける)


→過去問参照(冊子39ページ)

・ひぐらしの鳴き声はどれか(カナカナカナ)

・セミが卵から成虫になるまでの順番(卵は木に産み付けられる)

・セミがどの部分を震わせて鳴くか   ※ここまでが簡単かつ基本的な問題

・セミが光ファイバーのケーブルに卵を産みつける事象が発生したことを前提に解決方法の検討


・基礎問題を正確に解く力

・桜蔭の理科には型がない(予測できない)

 問題数や問題形式がまちまち

・何を聞かれても大丈夫という準備ができるか(総合力勝負)

・まずは土台がため

・自分の考えを要約・まとめながら解く力

・問題を解くときの初動が大切(テコの問題が出たら、●●を図示するなどの習慣づけ)

・広範囲でレベルアップが必要

・毎日5〜10分程度で良いので、いままでやったもの(例えば、コアプラス)をランダムに読むと良い


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以上です昇天


誤字脱字はご容赦くださいチーン

クレームもいりませんチーン


もっとも、補足情報は大歓迎です!!


【追記:雑感1】

・当たり前ですが、女子最高峰を受験することの困難さを感じました。

・個人的には、女子学院タイプの試験の方が攻略しやすい(優劣ではなく)。

・一言で言うと、4教科を通じて「広範」「正確」な知識を有することを大前提として、それを「瞬時」に「活用」する

 能力を問われていると理解しました。

・「4科目均等配点ではないこと」「出題傾向」と子供の適性

・NN桜蔭は1組〜3組まであるが、1組在籍者の概ねの偏差値が75〜80(学校別ではなく、いわゆる公開テストの偏差値)

 であることからしても、かなり選抜された(少人数)メンバーであることが推測可能

・合格者数ではなく、NNからの合格率を全面に打ち出していることからうかがえる

・大袈裟かもしれないですが、桜蔭の狙うなら「人生を賭けて」受験すべきという熱量を感じた

・大人が難関資格試験を目指す場合の「人生を賭けて」と小学生のそれは比べ物にならない重圧

・その意味で、「なぜ桜蔭を目指すのか」ということを「親子」で明確にすべきとのアドバイスだったと思います

・テスト結果が出た後、雑感2を追記する予定です。



では生ビール生ビール生ビール



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