ナンダカンダ云って、謎 | 人はパンのみにて生くる者に非ず 人生はジャム。バターで決まり、レヴァーのようにペイストだ。


藤井隆「ナンダカンダ」がジェイソン・ドノヴァン「Too Many Broken Hearts」に酷似していることについては我々の間でも話題の的となった。「浅倉大介は何故これを世に出した?」「こんなのを自分の作品として出して、(権利的な部分もさることながら作り手のプライドとして)大介的にOKなわけ?」と云うところであった。

大きな可能性として考えられたことは、発注者が「ジェイソン・ドノヴァン「Too Many Broken Hearts」のような曲を作ってくれ」と依頼、発注者の要求に沿い過ぎた結果、「Too Many Broken Hearts」そのものが出来上がってしまったと云うもの。発注者の希望に半ば強制的に従わされたから自らパクったと云う認識は持ち合わせていないのだろうと云うことである。

もう一つは、直接的にパクったわけではなく自分の記憶の深淵から湧き上がったものであるからモヤっとしたところはあったかもしれないが自分の中から出てきたもの=自分オリジナルのものとして処理したのだろうと云うもの。この説を唱えた人は作曲活動をしており、自分に置き換えて考えてみても、作曲時に元ネタの存在に気付かなければオリジナル作品として発表するだろうとのことであった。しかしそれにしても似過ぎである。フレーズのみならずアレンジまでクリソツ。これはやはり前者なのだろうか。元々、浅倉大介は「師匠」小室哲哉の曲に知らずに似せる部分もわざと似せる部分もあったわけだが。