睡眠は大事だ | 人はパンのみにて生くる者に非ず 人生はジャム。バターで決まり、レヴァーのようにペイストだ。


世田谷一家殺害事件に関して。堅いかなと思っているのは、犯人が翌日午前10時に浴室窓より逃走した部分。警察は当初、夜半過ぎ逃走、それから午前10時過ぎ逃走、そしてまた近年は夜半過ぎ逃走説を採用しているようだが。

何故10時か、これは余りにも遺留品が多いことによる。明け方前に満を持して逃走したのなら、ここまで多く遺留品を残す必要が無い。犯人は深夜にメロンやアイスクリームを食したが、以降朝食らしいものを摂ってはいない。10時まで居たなら腹も空くだろうと云うことにもなろうが、寝ていたなら何ら問題はない。

室蘭女子高生失踪事件に於いても、「バス寝過ごし説」を提唱したわけで、マァどんだけ睡眠好きなんだヨと云うところだが、しかし、睡眠は人生の基本だから中々侮れない要素である。犯人がどうして浴室窓から逃走したか…明け方前までに逃走したのなら、別に正面玄関からだって出られるわけである。どうせ人通りに乏しい場所なのだから。玄関から被害者の母親が入ってきたからこそ、犯人は慌てて全てを現場に残し、逃走に及んだのではないのか。

スリッパやガレージ塗料の件から考えて被害者と犯人は顔見知り以上の関係性あり。そうなると外国人が実行犯として雇われて犯行後海外脱出、ゆえに遺留品大量残留でも問題ナシ…の線は薄くなる。未解決事件と云うものは犯人側に何らかの幸運と云うものが備わっている。この場合は、午前10時過ぎに浴室窓から逃走したところを偶々誰も目撃しなかったことがそれに当たるものである。