下げ潮のチャンスタイムは何事もなく終わってしまいましたが、本日(11/3)観音崎にやってきたもう一つの目的は上げ潮ポイントを研究すること。

■京急ホテル前
上げ潮でみなさんがよく狙っている有名なポイントですが、アジ釣りをしていた頃以来、2年ぶりくらいで訪問しました。

なんとなくの記憶を頼りに根のある場所までたどり着き、水深17mくらいから一気に40m以上に落ち込む、かけあがりを狙ってアンカリング。

落ち着いたところは水深33m。

上げ潮が根にぶつかるポイントで、ここならいいだろうと思って釣りを開始しますが、コマセを撒いても撒いても反応がありません。

魚っ気がなく、どうも底潮が動いてないようです。

 

しかし、しばらくコマセを撒いてると魚探に大きな魚の影がワラワラと映りました。

 

「もしかして来ちゃった!?」

 

ワクワクして待ちますがアタリなし。

 

エサを確認しようと竿を上げると魚の重みを感じます。

 

でもほとんど引かないし、重いだけ。

この感触は…

やはりアイツでした。

お決まりのしょうさいフグ。

その後は次々とハリがなくなる展開。

セオリー通りにコマセを底で撒ききってフグを底に張り付け、つけエサはタナを上げて待ちますが、無理。

 

こいつらときたらビシからコマセが出てくることを知っているようです。

 

コマセを撒いた直後は底付近に集まって食べてますが、しばらくするとビシを置いてあるタナまで上がってきてビシに残ったコマセがこぼれて来ないかと群れを作って待機してやがるのです。

写真の通り、ビシを置いてあるタナ(水深21m)にフグの群れが映りこみます。


しばらく粘りましたが、心が折れて移動することにしました。

■美術館前
再び上げ潮が根にぶつかる場所を探してアンカリングしてみたら美術館の沖あたりでした。
水深は27m。

コマセを撒くと魚探に大きな個体が次々映りますが、ドキドキしません。

 

先ほどまでの悪夢がよみがえる感じ。

予想通り5本ほどハリがなくなったところで、耐えきれずに止めていたアンカーロープを最大限に伸ばして逃亡してみます。

水深は21m。

 

移動しても状況は何も変わらないのでコマセを撒ききって上がることにしました。

■まとめ
フグにビシの位置がバレてるのは勉強になりました。

 

フグがビシに気づいていて、マダイが気づいてないわけないですね。

そりゃ警戒心の強いマダイの泳ぐ層にビシを置いてたら食わないわけです。

人に教えてもらったマダイ釣りのセオリーを魚探の画像で実際に確認できたのは収穫でした。

私個人は下げ潮・上げ潮共に完敗でしたが、本日(11/3)の観音崎はボート店全体でも小さいマダイ2枚と不調でした。

また、アジも不調だったようです。

お隣の走水では陸寄りの浅場でアジ好調、その他マダイやヒラメ、ブリ&ワラサなど絶好調だったようですが、観音崎は不発。

12月になれば沖縄に甚大な被害をもたらした軽石が関東にも漂着するようなので、なんとか11月中にもう一度チャレンジしたいですが、観音崎はしばらく難しいかもしれないですね。