知り合いがサーフィン中にサメに襲われ、左脚膝下と左手の中指を失った。
近所でもサメの目撃はよくあるし、ハワイでも年に3、4回はサメに襲われたニュースも聞いている。しかし、いざ知り合いが襲われると現実味が違う。それも脚を失ったと聞いた時には、さすがの主人も涙を流してた。同じサーファーとして脚を失う辛さは主人がよーーくわかる。彼は25歳。
彼は数年前から私達が家を空ける間、ハウスシッター・猫シッターとして家に泊まりながら猫の世話をしてくれてた。ほんとに気持ちの優しい子でウチの猫も一瞬で懐いた。
そんな彼になんて試練を与えたのでしょう。
その日のInstagramで知り合いが書いてた言葉。
Remember,
Every time we go in the ocean,
We are guests.
確かにそうだ。
海の中では私達人間が客人。
時には、彼らにとって「招かざる客」
彼が襲われた場所は、私も友達とよくシュノーケルや泳ぎに行くビーチの隣。確かにここはサメの好きな亀もたくさんいる。
主人もよく行くサーフィンスポットだ。
さすがアメリカだと思った事。
なんと彼は病院で次の日にはもう立たされたらしい。
それも二人のフィジカルセラピストが入って来て、「はい、これからセラピーを始めるので他の人は出て行ってください」と。
ひえ~~~!
さすがに次の日って早くない?
脚を失った悲しみに浸る時間も与えない!
「今日からは、先の事に進むんよ」って言われてる感じ?!
そして一昨日(事故から4日目)には、廊下を歩かされていた!OMG!
歩いてるビデオを見た時、主人は拍手してた。
もちろん私も思わず拍手をしてしまった。
彼はもう前にむかって歩き始めてた。
今日はもう病院を出、リハビリの病棟に移ったらしい。
これから2週間、ここでマジでつらいリハビリをやるらしい…。(ほんとにキツいんだって)
私はこういうアメリカ式の治療って嫌いじゃない。
私もドレーンを付けたまま退院させられたし(笑←いまは笑える)
人間そうなった時、それを乗り越える力を持ってるもんなんだ。
以前、ブログにも書いたドクターが患者に与える『TOUGH LOVE』愛のムチってやつ…?
彼が事故に合った日に、彼の高校時代の友人がすぐに寄付のサイトを作り彼の義足の為の資金集めを始めた。500万円で義足が作れる。そして今日はもうその金額を越えていた。
彼を知らない人達も、彼の為に寄付をしてくれる。
うれしいね。
1週間経って私達の気持ちも、
「彼はまだ25歳…」から「彼はまだ25歳!」」に変わってきたかな。
がんばれー!!