「銀河鉄道999」を観てきました。
松本零士原作のコミックの映画化作品。監督はりんたろう。昭和54年8月劇場公開版の4KHDRリマスター版。ドルビーシネマで。
母親を機械伯爵による「人間狩り」で失つた少年星野鉄郎は、永遠に生きられる機械の体を無料で手に入れられる星に憧れてゐた。そこへ向かふ銀河鉄道999の切符をメーテルからもらひ、ともに旅を続ける。
旅先で出会ふエメラルダスやキャプテンハーロックたち。
極寒のシベリアを思はせる星、西部劇の舞台になりさうな星。そして、ベトナム戦争末期のサイゴン脱出を思はせるやうな脱出劇…。
「限りある命」の愛しさと真つすぐに生きる少年、そして母親を思ひ出させるやうなメーテル。
中学1年の時に初めて映画館で観た作品がこれ。
梅新にあつた梅田東映パラスで観たけど、40数年を経てなほうるりとくる。鉄郎とほぼ同世代だつた遠い少年の日。
超特急といふよりも各停車駅でのエピソードに味のあつた原作コミックやTVアニメとはまた別のよさがある。