【シネマ】ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM | お気楽りーまんの気まぐれブログ

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ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories"

観てきました。

 

嵐の活動休止を前に一昨年12月までおこなはれた結成20年ツアーの1回(12月23日…東京ドーム)を、堤幸彦監督のもと120台余りのカメラで追つた作品。

MCなどもカットで最初から最後までノンストップでのパフォーマンス。

メンバーの「煽り」にそれに応える観客の声援。

移動ステージの下やピアノの足元、オーケストラのメンバーの表情、他にもドローンも使つた普段のDVDでは観れないカメラアングル、そしてドルビーの画質と音響。やはり映画館で観る作品。

 

そして印象に残つたのは、マスクを付けない52000人の観客が東京ドームを埋め尽くし、繰り返される大歓声、メンバーと観客との一体感が伝はつてきたこと。2年前の「あの場所」ではまだ活動してゐた「嵐」がゐたこと。それに集まつてライブができたこと(チケットを取るのが楽でないにせよ)、「密」を気にせず集まつて別世界に浸れたこと。

そのわずか2ヵ月後に起こることを知らないままでゐられた幸せな時間がそこにあつたこと。

真つ黒なスクリーンに響く声援、そして時折挿入される静寂が、それをなほさら強く印象付ける。

 

このツアーを一昨年の11月に観て、本作収録の2日前の12月21日に新国立競技場のオープニングイベントで嵐とドリカムを観て、翌20年にはオリンピック・パラリンピックが開催されることをまつたく疑はつてなかつた「あの頃」。

ファンでなくても、時代を切り取つたひとつの映画作品として、十分に見応えがあるやうに思ふ。