「ベルリン・アレクサンダープラッツ」を配信で観ました。
1920年代の小説「ベルリン・アレクサンダ広場」の舞台を現代に移しての映画化作品。現代ドイツ文学の名作らしい。
アフリカから難民として流れ着いた不法移民のフランシス。生き延びたら真つ当に生きると誓ふが、裏社会に生きるラインホルトの手引きで、犯罪にかかはつてゆく。「やり直し」の機会は何度か到来し、女性たちが手を差し伸べるのにそれを活かすこともできずにフランシスは堕ちてゆく。
狡猾なラインハルト、もがきながら生きるフランシスの切なさがつらい。
原作を読んでみたくなつた。