「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」を観てきました。
0歳にしてスコットランド女王、16歳でフランス王妃になりながら、国王が亡くなつたためにスコットランドに戻つてきたメアリー・スチュアート(シアーシャ・ローナン)。メアリーはスコットランドの女王に復帰して、
イングランドの王位継承権を主張、エリザベス1世(マーゴット・ロビー)の王位を脅かす。一方、プロテスタントが勢力を拡大するスコットランドで摂政として国を統治してゐた異母兄マリ伯や側近たちはカトリックであるメアリーを快く思はない。
陰謀や内乱が渦巻く中で、メアリーは再婚して世継ぎを産む。そして自ら先頭に立ち内乱を収める。そんなメアリーはエリザベスにとつて危険な存在。2人の女王が恐れ合ひながらも惹かれ合ひ、そして戦ひ続ける。
同じ島に血のつながる2人の女王、2つの宗教、2つの国。権謀術策を巡らして闘ひ続ける人たち。ドロドロした宮廷と凛としたメアリー、戦争や不和を終はらせたいエリザベス。なかなか凄まじくもあり、また引き込まれる。
ジョージー・ルーク監督。