「ボーダーライン ソルジャーズ・デイ」を観てきました。
「ボーダーライン」の続編。
米国で15名が亡くなる自爆テロが発生。犯人一味がメキシコ経由での密入国者とにらんだ政府は、CIAの特別捜査官マットクレイヴァー(ジョシュ・ブローリン)に密入国ビジネスをする麻薬カルテルの内紛を仕掛けるやう命ずる。彼は旧知のアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)に協力を要請。麻薬王の娘イザベル(イザベラ・モナー)を誘拐して、カルテル同士の内紛を引き起こす筋書きを描いて、実行に移すのだが、敵の奇襲や政府による方針変更でアレハンドロは窮地に陥る。
監督も前作から代はつて違つたテイストに。アレハンドロは、冷徹さや不気味さよりむしろ彼自身のバックグラウンドや苦悩する姿が描かれる。また、マットクレイヴァーも政府側の人間として、アレハンドロとの狭間に立たされる。一方で、新たに登場するイザベルやカルテル側の少年ミゲルが、次回作に向けてのさらなる展開の重要なファクターに
なつてゆく。ずつと緊張した展開。あつと言ふ間の2時間だつた。
ステファノ・ソッリマ監督。