GWは今日明日と5/4.6がお休み。後は休んだら銭がないので仕事。
そんな訳で昨夜から映画三昧デス(ってネットですが)。

その前に2週間前に「オッペンハイマー」を観に行った。
ノーラン節は今回も健在で3時間の前半は複雑な登場人物が入り乱れて原爆プロジェクトが進んでいく様子が畳みかけるようなカットで描かれる。
基本的にはオッペンハイマーと原子力委員会のストローズの査問会から過去を振り返る形で進むので映像もふたりの主観が中心。よって広島長崎が描かれるはずもなくその分、実験シーンの緊張感はものスゴい。原爆にせよAIにせよ人間は作ってしまった物を止められない。

その流れで昨日観たのが中学の頃劇場で観た「合衆国最後の日」。
まあ今観るとツッコミどころも多いがやっぱサスペンスは一級品。今世界に核弾頭って何百発あるんですかね。バートランカスター、ウイドマーク、ジョセフコットンと往年の演技合戦も見ごたえあり。

oppenn.jpg gasshuukoku.jpg 

んで今日はやはり老齢のスター勢ぞろいのペキンパーの代表作「ワイルドバンチ」。
これ観てませんでした。こんな大規模のメキシコ西部劇よく撮れましたね。引き込まれまくった。ホールデン、ボーグナイン、ライアン、オーツと芳ばしい男どもの知恵比べと矜持が入り乱れてのヤケクソバイオレンス。コンプラがどうとかそんな事ばっか言うてるから最近のヒーロー映画はおもろないねん。

wild.jpg

〆は何もかもがしっくり来すぎるカウリスマキの「浮き雲」(オマージュである成瀬監督のは未見)。還暦過ぎてコケたら即ジ・エンドの身には夫婦そろって失業のリアリティは全く他人事ではなくその意味じゃ一番サスペンスでした。
終盤の展開は心から応援したくなる。よかった。明日もがんばろうって気にもなった(休むけど)。

ukigumo.jpg 

いやあ映画ってほんとにいいもんですね。AIのバーカ。アインシュタインの言い訳さ。ミサイル飛ばしたからなんて♪