また潮目が変わった。
いや、間違えなく変わる・・・・
<TBS>インデックスと新会社 独自のネット戦略展開へ
(Yahoo Japan News 毎日新聞)
(引用ここから)
TBSが携帯電話向け情報配信業のインデックスと共同出資会社を設立し、携帯電話やインターネット向けの番組配信事業を行うことが6日、明らかになった。TBSは楽天から経営統合を提案されているが、ネット、情報関連企業と提携し、独自のネット戦略を進めていることを理由に、楽天の統合案を拒否するものとみられる。
新会社は、地上波放送と、携帯電話向け地上デジタル放送やネット配信を連動させた新たな番組配信をする予定。資本金は数十億円を見込んでおり、フジテレビやスカイパーフェクト・コミュニケーションズにも出資を呼びかけるという。
TBSは、ネット物販のアマゾン・ジャパンと組み、地上デジタル放送画面からネット通販のサイトに入ることができる番組を流すほか、三井物産やレンタルビデオ大手のカルチュア・コンビニエンス・クラブともネット分野で提携している。
TBSは来月上旬までに楽天と統合協議入りの是非を決める予定。楽天への回答書に、こうしたネット戦略を盛り込む。
(引用ここまで)
楽天のTBS株大量保有が明らかになってから、TBSは楽天以外のネット系企業との提携を相次いで発表している。
これで、12月にも予定される楽天との統合協議を事実上拒否するという観測が強まった。
そして、様々な既成事実を楯に、今度はTBSが楽天を恫喝する。
そう・・・
「この分野限定なら、提携してあげますよ!」と・・・・
しかし、これは現TBS経営陣の拙速ではないか?
「三木谷憎し!」の感情で、TBS経営陣が他のネット系企業との業務提携を急ぐことによって、既成事実を作り上げる。
その既成事実を楯に、楽天を恫喝する。
この戦略は、非常に危うい。
そして、崖っぷちの楽天をTBS経営陣が救うことになる。
楽天にも越えなければならない壁がある。
まずは、1000億の増資。それも今月中(悪くても来月半ば)まで。
増資に伴う楽天の既存株主対応。(これは、来年3月の楽天の株主総会まで)
この2つを乗り越えれば、苦境に立つのはTBSとなる。
キーポイントは・・・
既成事実を積み上げて、業務提携を拒否あるいは限定的なものとした場合、三木谷氏はTBS株の買い増しを行うのか?
ということになる。
楽天は、買い増しを行わない。あるいは行えないというのが一般的な見方。
私も、この見解には賛成である。
問題は、この後である・・・
では、楽天は保有するTBS株をどうするのか?
20%近いTBS株を市場で売却はできまい。
かといって、TBSあるいは関連企業がその株を買い取ることは想定できない。
そう・・・
楽天はTBS株を持ち続けることになる。
20%の株式では、楽天は直接TBSに対して権力を行使することはできない。
しかし、20%の株式数は、一定の圧力となる。
それも・・・
楽天の行う増資によって、楽天の抱える有利子負債は前期水準に落ちつく。
これによって、楽天はTBS株を長期にわたって保有し続けることが、体力的に可能となる。
こんな大株主をTBS経営陣は、長期にわたって敵対的な関係を続けなければならなくなるのだ・・・
それも、一時の「三木谷憎し!」の感情で、矢継ぎ早に業務提携したことが逆に重荷になる形で・・・・
三木谷氏は、増資と形でTBS問題を短期決着から長期決着へと方向転換した。
TBS幹部は、その方向転換の意味を理解しているとは思えない・・・・
私には、楽天との業務提携をスローな形で進めていたTBSが、矢継ぎ早に他社と提携することによって、潮目が完全に逆転するように見える・・・・
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