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偶然に１０年ぐらい前に所属していた就労移行支援事業所のメンバーに出会った。障害名は私と違うが、彼は就労移行から、障害者雇用で就労したものの、数年で辞めて今はぶらぶらしているらしい。
彼の話を聞くと今は大学院を目指して頑張っているらしい。ちなみに彼の歳は５０である。奨学金をもらって、博士課程まで進みたいと言っている。話を聞いていくともう働く気はないらしい。「奨学金、どうやって返すの？」とか、突っ込みたくなるのだが、まぁ、否定せず彼の話を聞いていたが、現実離れした考えを持っているようだ。
自分は大学院に進む話をしているのに、私に対しては資格を取ることがいかに無駄であるか力説する彼。５０過ぎて奨学金をもらって、大学院に行って修士課程、博士課程を取るほうが無駄なような気もするが、反論しても興奮させるだけだから、一方的に聞いていたが、やはり１０年経っても障がいが重いのだろうか？
現実離れした話を、大声で自慢げに話す彼を見ていて、こうはなりたくないと思うのでした。