さぁさぁこちらへ 手の鳴る方へ
ほら 遠慮なさらずに
手に手をとって 踊りましょ
道徳(モラル)理想 取り払って
自尊心なんかいらないわ


さぁさぁ召しませ 本能のままに
もう 遠慮は無用です
一度食べたら 辞められぬ
デザートにいかがですか?
他人(ひと)の不幸を どうぞ召し上がれ


こうしてあなたも 愚かな共犯者
その首を狙ってる
ほら 背後に 忍び寄る影
後ろの正面 だあれ


さらば 群青の天(そら)
ようこそ 奈落の底
音もなく落ちてゆく
最後の懺悔も 届かぬままに
偽り 知らぬが仏
真 言わぬが花
帰り路は何処(いずこ)へ 引き返せない
これがあなたの生きる運命(さだめ)


さぁさぁこちらへ もっと傍へ
お願い きいてください 
その胸の内 覗かせて
願わくば ひと思いに
あなたの不幸は どんな味?


人はいつの世も 飽くなき傍観者
唱いましょう 綺麗事
汚れた指 奏で続ける
旋律はレクイエム


さらば 群青の時代(とき)
ようこそ 奈落の杜(もり)
声もなく朽ちてゆく
心の叫びは 闇の合間に
旅に道連れはなく
この世に情けはなし
真実は何処(いずこ)へ 這い上がれない
これがあなたの生きる運命(さだめ)


さらば 群青の天(そら)
ようこそ 奈落の底
音もなく落ちてゆく
最後の懺悔も 届かぬままに
偽り 知らぬが仏
真 言わぬが花
帰り路は何処(いずこ)へ 引き返せない
これがあなたの生きる運命(さだめ)
君への愛を綴ったポエムを
送り続けて15年
返事はまだ来ない
返事はまだ来ない




1年目はがむしゃらだった
毎日毎日欠かさず書いた
執拗に切手を舐めた
君に届け僕の 唾液 (ココロ)


2年目もがむしゃらだった
家が燃えても気づかぬ程
服が下から燃えていき
気づけば襟しか残ってない


3年目にはこなれてきた
もはや文学の域に達した
mixiの日記で公開した
マイミクがカンストした


4年目に雑誌に投稿した
社会問題にまで発展した
ポエム集の出版が決まった
僕はサラリーマンを辞めた


君への愛を綴ったポエムを
送り続けて15年
返事はまだ来ない
返事はまだ来ない




5年目にはプロポエマーだ
F1層に特にうけた
だけど僕は一途だから
他の子はひじきが生えた大根に見える


6年目に体を壊した
すでにポエムは2千を超えた
折れたことがない骨がない
壊してない内臓がない


7年目に完調した
今日は君を何に例えよう
エクストリーム・アイロンがけかな
複素内積空間かな


8年目も僕は変わらない
今日は君を何に例えよう
幕下16枚目の全勝優勝かな
AMPA型グルタミン受容体かな


君への愛を綴ったポエムを
送り続けて15年
返事はまだ来ない
返事はまだ来ない


9年目僕は事故にあった
ひどく頭を打ったらしい
自分の名前も忘れた僕だったが
君が好きな事だけは覚えてた




10年目も11年目も
記憶は戻って来なかった
それでも君が好きだった
ただただ返事が欲しかった


12年目も13年目も
記憶は戻って来なかった
まだまだ君が好きだった
それしか持っていなかった


14年目にもまだ戻らない
毎日が怖くて不安で
君を一目見たかった
君に一言言いたかった


15年目に記憶が戻った
全部思い出して泣き出した
僕は思い出してしまった
15年前君が死んだことを



君への愛を綴ったポエムを
重ねていけばいつか届くかな
君のだった部屋に
毎日放り込んだ
君がもう見えなくたって
愛し続けてやるんだ でも
また会えると思ったよ
君はまたいなくなった


君への愛を綴ったポエムを
送り続けて16年
返事はまだ来ない
返事はまだ来ない
朝目が覚めて
真っ先に思い浮かぶ
あなたのこと

今日もまずは
携帯の
メールを
確認してみる

前みたいには
もう
メール送れない

思いだすのは少し前
精一杯の
"ごめんね"

メルト 
どうにかなりそう
好きだなんて 
もう二度と
言えない
だけど

メルト
あきらめきれない
私から
サヨナラ
告げたのに

今でもあなたのことが
...好きなの。

"今何してる?"
何気ないあなたからの
メールが届く

本当は素直な
言葉を返したかった
心が痛む
...会いたいよ

手を
震わせながら
返事を送る

きっと
傷つけてしまった
涙が落ちる
音がした

メルト
壊れちゃいそうだよ
電話して
あなたの声
聞きたいよ

繋いだけど
続かない会話
耐えきれずに 
またこんなウソ

小さく
「ごめんね」
つぶやいた

心が悲鳴を上げて
泣きそうなの
もう
会いたくて
死んでしまうわ

メルト
もう戻れないよ
あなたとの間には
壁がある
だから

メルト
わがままでごめんね?
あなたには幸せでいてほしい

一番大切にしてくれて
ありがとう
朝目が覚めて思い浮かぶきみのこと


今日もまずはケータイのメールを確認してみる

前みたいにはもうメールは来ない


思い出すのは少し前

そう、きみからの


ごめんね


メルトどうにかなりそう

この気持ちは誰にも言えない


だけど、メルトあきらめきれない

こうみえてワガママな僕は

きみの気持ち離れても 

好きだよ

      


何気ない風を装って

今また君にメールする 


送られてくる返事

ちょっとそっけない文に

心が痛む

せつないよ


我慢できずに甘えて困らせて

きみの軽い拒絶の返事


涙が落ちる音がした


メルト壊れちゃいそうだよ

電話して君の声聞きたいよ!


繋いだけど続かない会話

きみがそっと小声でつぶやく

小さなごめんねが聞こえた



心が悲鳴をあげて泣きそうだよ

もう、せつなさに死んじゃいそうだ!!



メルト以前とは違う

君との間に壁を感じた


だからメルト負担はかけたくない

きみには幸せでいてほしい


一番好きでいてくれて

「「ありがとう」」
朝 目が覚めて 
やけに広くなったこの部屋に戸惑うよ
まだ慣れない 
戻っただけの独りきりは 
どこか嘘のよう

わざと忘れたの? 
花の髪飾り
思い出させるよ 
君を泣かせた 僕の
「サヨナラ」

メルト 溶けてしまいたい
君の記憶に 爪痕に 温もりに
だけど メルト いつかまた笑って
それはきっと僕にじゃないけれど
僕の好きな笑顔で
メルト

天気予報が告げたとおり 
空からは雨が降る
揺れる人波の中 
唇をかむ 長い髪の少女の姿 
凍りつく

それぞれの手には
別々の傘が
足早になり すれ違う
何かが落ちる
オトガシタ

メルト 壊れてしまうよ
傘に隠した 瞳が熱いよ
痛い程に想いが伝わる
息を飲んだ気配に震える
--小さな「サヨナラ」が聞こえた。

心が悲鳴を上げて泣きそうだよ
もう せつなさに死んでしまいたい

メルト 駅が見えてきた
もう会えない 逢わない サヨナラ
だから メルト 君との街に サヨナラ
閉まる扉 
駆けてくる人影
涙でくしゃくしゃの笑顔 
「サヨナラ」