「どうして全国放映してくれないの?」と、相変わらずの地域格差を感じつつも、TVerさんには感謝しているのは、Kバレエの新しい『マーメイド』の世界を伝えてくれた番組を見せてもらっているからです。

 

この番組をご覧になれなくて、ご興味のある方は、7月20日までならこちらで視聴することができるそうです。

 

 

冒頭での熊川さんがKバレエを立ち上げた時の、1999年のかつてのご自身の映像を見つめながら、「変わらないでいて欲しいね」「今の自分より大人だ」とコメントをされる始まり方が、何気に興味深かったです。

 

そして、今回の『マーメイド』に関しては、去年の『眠れる森の美女』に続いての姫モノが続くことや、アニメなどのイメージのせいか、葛藤があったと語られていらっしゃいましたが、なんといっても振付をされていらっしゃる熊川さんの様子を見ていると、期待の方が強くなってきますキラキラ

 

特に、今回は子供達に対して「ぜひおいで!!」と呼びかけられる作品になりそうだということで、なんとなく、『シンデレラ』の時の大感動を思い出します。

 

あの『シンデレラ』を創っていらした時は、お母様がイギリスを訪問された時の思い出を反芻されながら「やっぱり女性はお城には憧れがあるんだね」と語っていらっしゃったことを思い出します。

 

それに、振付をするにあたり、「音楽の重要性」を強く語っておられましたが、やはりこういう新作の場合、音楽はどうなるんだろう?とは気になります。

今回の『マーメイド』では、グラズノフを使っていらっしゃるそうです。

グラズノフといえば、バレエファンとしては、『ライモンダ』を思い出しますので、きっと繊細で美しい旋律がKバレエの人魚の世界を彩ってくれるのだろうとも思います。

 

それにしても・・・

リアルを追求した衣装をつけたダンサーさん達がズラリと集まった様子を見て、

「ジーザス!」「歌謡ショーみたい」だと、ため息をついていらした熊川さんですが、そんな様子までを見せてくれてから、物語の世界に、海の底の世界をいかに導いてくれるのか?原作にはないシャークという役割が、いかに動いていくのか?

そして、あの切ない人魚姫の世界をどう描いていかれるのでしょうか?

 

王子様のいる、地上に舞台を移してからの展開は、これまた非常に気になります。

 

熊川さんは「ディズニーも見てないし、アンデルセンも読んでいない」と言われていらっしゃいますが(せめてアンデルセンは読んでいて欲しいとは思いましたが^^;)

個人的には原作の切なすぎる、厳しすぎるエンディングには、読むたびに心を痛めていただけに、ディズニーのアリエルの底抜けの明るさや思い切りのハッピーエンドの世界には、ホッとさせてもらっていた私です。

 

ノイマイヤーの『人魚姫』は独特の世界観がありましたが、当然のことながら、Kバレエとは全く個性が違います。

 

さて、Kバレエではどう描いてくれるのか?は今からとても気になります。

 

ストーリーテラーである、熊川哲也さんが創り出す『マーメイド』の世界に気持ちをはせながら、この猛暑を乗り切っていきたい・・・・と願っていますキラキラ