「やっとやっとお会いできましたねー!!」
それが、先生と私の最初の一声でした。
一対一の完全プライベートレッスンを受けるなら、この先生
と決めていた、大好きな信頼できる先生の個人レッスンの予約がやっと取れたので、ワクワクしながら行ってきました。
レッスンの開始よりも少し早めに入って、ストレッチしながら自分の体と向かい合います。
もうここまでくると、恥ずかしいとか情けないとか、そういうのは捨てて、ストレッチしながらもガチガチになった背中をほぐそうと苦労しますが、これはなかなか難しいのです^^;
いろいろな先生に指摘されてきましたが、私は柔らかい箇所とガチガチに固い箇所の落差が激しいのだとか。
それはバレエを始める前から、自分でもヨガなどにトライした時に多少は気づいてはいたのですが、想像以上にその落差が激しい事は、大人バレエに真面目に向かい合うことで、より実感することになりました。
その上、コロナ禍の中で、固まっていったのは体だけでなく、心までなのだとしっかりと気づきました![]()
先生も私のゴッチンゴッチンに固まった肩や背中をほぐす、
家でも続けるられるストレッチを教えて下さいました。
「ママ!!頑張れにゃん
」
ヨガマットもローラーも、購入した時はやる気満々で毎日のように使っていましたが、
なんだか最近はパドゥマちゃんの方の愛用品に????
いえいえ、またしっかり頑張りますっ🎵
それにしてもバーが始まった途端、いかに心の状態がプリエやタンジュのようなパにも現れるものなのかと、驚きました。
(しかもほとんどをアンクロワにして下さり、私が振付には気を使わずにいいようにして下さっていたのにもかかわらず)
「イチからまた始めた気持ちでね!しっかり床を感じて!!掴んで!!ジュッテの時にラストに床に触れてる指はちゃんと親指??」
なんだか体験の時を思い出しながらも、少しずつ続け、アラベスクまで動いた後、先生が真面目な顔で私に言って下さった言葉は、ことに印象的でした。
「今は焦らない、とにかく焦らない、確実にゆっくりじっくり戻してゆこうね。頭では理解してるみたいだけど、でも、体が覚えてて踊りたがってるから。踊ろうとするから。それを自分でも、もっと意識しないとね!!」
体が覚えてて踊りたがっている・・・・・・![]()
実は、それは自分では気づいてはいませんでした。
焦らない・・・・・
それも自分では理解しているような気がしていたつもりでしたが、
でもやはり、スタジオに入ってレッスンが始まると、どこかに焦りが生じたのだとも思います。
「大人バレエは焦る必要は何もない、それがよいところだ」そう思っていたつもりだったのですが、私の心は簡単なバーであっても現れるのだと、
踊りの素晴らしさ、先生の鋭さに、改めて感動した貴重なレッスンでもありました。
正直なところ、プライベートレッスンは高額なので、ある程度の人数のレッスンならば、同じ金額でももっと回数が入れるのに、とは頭をかすめたこともあります。
けれど、思い切りの少人数か、プライベートのみだからこそ、自分が通うことを許した大人バレエです。
懐かしいメイトさんを見かけると、また一緒にレッスンしたい・・・・・
そんな思いがわいたことも、大きく反省しました。
コロナ禍での、この長期のブランクの意味、安全性を一番に考えてのこのレッスン方法に決めた、その自分の心を思い起こしながら。
それしても、バレエどころか、普段の姿勢もいっぱい崩れてたようです。
「普通に歩く時も、少し顔も目線も上向き加減にね!」と言われた時は、驚きました。
先生は、私が入ってきた瞬間からご覧になって下さったいたのだと。
続くこの暑さ、うつむき加減になってしまう心の状態は、頭をうつむき加減にして歩く癖までつけてしまっていたようです。
それでなくとも、以前以上にPCやスマホを使うことが増えていたこの頃です。
出来る時は気をつけるようにしていましたが、普段の心も体もうつむき加減になっていたようです。
体だけでなく固まっていた心までをも確実にほぐして下さり、よい姿勢でまっすぐに歩けるように。
(できるならば、生きる姿勢も!)
ただ、そんなことまで学べた時間は、私にとって、本当に幸せな宝物になりました![]()
私一人を凝視して、丁寧にお直しして詳細に心の中にまで注意をして下さる。
通える回数以上に得るものがいかに大きいかを考えて、改めて反省日記を書いてから、ブログに向かっています。
焦らず、丁寧に、大切に、じっくりと、
そんな心でそんな風に、大好きな大人バレエ、続けてゆきたいですっ
