私は生まれてから(少しだけ離れた時期こそあるものの)ずっと関西に住んでいます。

 

子供の頃から台風というと、雨や風が強くて傘が壊れた事があるだとか、学校が休みになったり、戸締まりを丁寧にしたりするという程度で、心からの恐怖を感じた記憶はありません。

 

けれど、結婚して大阪に移住するまで、海も山も近い三重県に住んでいた母は違いました。

元気だった頃の母は台風などが来る時期になるとよく言っていた言葉の意味が、最近はどんどんと身にしみています。

「大阪に住めるようになってよかった。ここは海も山も近くないのがいい!!」と。

子供の頃の私にはこの言葉の意味は、まるでわかりませんでした。

 

夏休みに母の生まれ育った家に行くと、歩いてもすぐに海があり、山も近いので緑が鮮やかです。

どうしてこんないい場所より大阪の方がずっといいと話していたのか、わかりませんでした。

 

けれど、少し大きくなってから紀伊半島の甚大な被害を出した台風について話してもらったり、大人になるにつれ本やドラマを通じたり、ニュースなどで災害の多い地域に住んでいた人でしかわからない自然の脅威というものの恐ろしさと被害を感じるようになったような気がしています。

 

ことに友人が被災した時のことは・・・・・思い出すのもまだ辛いというのが正直なところです。

 

それでも大阪は、「台風直撃!」と言われてベランダを掃除したりして、色々準備しても朝起きると、台風一過という状態が続いているので、どことなく、やはり恵まれた地域のような気がしていたのですが、それでも最近増えた地震は、いつどこで揺れても不思議がないとも言われています。

 

また、NHKでドラマ化されていたのでご存知の方も多いと思いますが、

高田郁さんの『みをつくし料理帖』の中で描かれる、主人公とその親友達を襲った大阪の淀川の氾濫は史実であるという事を読んで、驚きながらも、幾重にも襲ってくる厳しい運命を生き抜く登場人物達を応援しながらも、ずいぶん私自身も励まされたような気がしています。

 

 

 

 

と、同時に子供の頃から馴染んでいる淀川が、人の予測を超えるような自然の力で大きな悲劇を呼ぶ事があったのだと知る事で、天変地変の力の怖さをひたひたと感じさせられました。

 

それにしても最近の地震の頻度、猛暑、台風・・・・そして、恐ろしいテロ・・・・

地球は怒っているのだろうかと思ってしまうことがあります。

けれど、一気に地球上から消えてしまった恐竜達から言わせると(?)この程度の地震や台風は軽い問題なのかもしれない?などと想像してみたりも?

ただ、人間が作り出してしまった恐ろしいゴミ問題は別だと思いますが。

 

思いがけない病や事故で、大切な人を亡くされた経験をされた方は多いと思いますが、

人生を重ねていくと、どうしても色々なことが起こり得るのだと感じています。

もちろん、逆に思いがけない幸せや喜びや感動に出会うことだってありますが。

 

 

昨日は、台風の影響で早くに仕事が終われ、夜はいつもよりゆっくりと家族と可愛い猫達とで静かに過ごせました。

最近、心躍るイベントが続きました。とても心躍る時間でした。

けれど、平凡なように思えても昨夜のような穏やかな時間を過ごせることも、とても幸せなのだと思います。そういう時間こそをも、愛しみながら過ごしたいと思っています。

 

そして・・・地球が鎮まって欲しいと願いながら。