美しい・・・・本当に氷の上に立ってるだけで見惚れてしまうその容姿に加え、なめらかでやわらかな滑りが彼女の大きな魅力で、日本のフィギュアスケートファンも魅了してきたフィンランドのキーラ・コルピ選手が引退を表明されました。




こちらのサイトで、キーラの引退会見が見られます。

http://www.iltasanomat.fi/taitoluistelu/art-1440637981537.html




何を語っているのかはわからないのに、彼女の言葉の抑揚や仕草や表情を見つめ、美しい涙をこぼしながらも笑顔を見せるキーラを見ていると、彼女がこの決断に至るまでのさまざまな思いが涙と笑顔に現れてるようにも思え、なんとも切ない気持ちになってしまいました。


Twitterによると、キーラは新しいシーズンを続けるべきかどうすべきかと悩んできたそうですが、続けるモチベーションを持てないと語っていらしたそうです。
ずっと悩まされていらした怪我もおそらくはその大きな一因なのではないかと思いますが、彼女は北欧の選手らしいなめらかで氷に優しい選手のお一人で、最近はプロもどんどん彼女の美しさを活かしたものを見せてくれていらしただけに、やはりこういう選手がまた引退されるのは寂しいという気持ちがわきあがりますが・・・・
けれどもキーラはこれからはプロスケーターとして活躍されるとも語られていらしたそうです。
今年のフィンランディア杯のオープニングのセレモニーでも滑ると語っていらしたとの事なので、その滑りが彼女のプロスケーターとしての最初の滑りになるのでしょう。

日本にも多くのファンを持つキーラなので、ぜひ、日本のアイスショーにも出演して頂きたいと願っています。

女優さんかと見まごうようなその容姿からついついそちらに注目が集まりがちでしたし、率直に思い出すと、キーラの滑りを見ながら、なぜにこの衣装にこの音楽?と思う時期もありました。
いや、彼女でないととんでもない事になるような衣装やプロの時代もあり、Jスポでヨーロッパ選手権を見ていた時、解説でも「もっと彼女に合ったもので滑って欲しいですね!!」とぶっちゃけ語られてしまわれていた頃もありました。

例えばこの衣装とか・・・・(汗)
白と黒のシマシマバージョンも記憶にある方も多いと思いますが。


そんな彼女の優しさややわらかな美しさが生かされた、私が一番大好きなキーラのプロは、『虹の彼方へ』でした。振付はシェイリーン・ボーン。





淡いブルーの衣装も彼女の透明感溢れる魅力を感じさせ、振付も彼女の良さが生きていたようですし、おそらく体調も安定した時期だったのでしょう。この頃のキーラはジャンプも安定していたので、一番輝いていらしたようにも思い返します。

キーラの美しさが堪能できる『虹の彼方へ』です。
アップ主様、お借り致しますm(_ _)m


https://www.youtube.com/watch?v=YnU_j_ZA-tc


FSで印象的だったのは、デヴィット・ウィルソン振付の『エビータ』でした。
こちらは妖艶な魅力も見せてくれ、このカナダの振付家達とキーラの相性のよさに安堵しながら、彼女の新しい魅力を、活躍を楽しみに見つめたものでした。





けれども、何度か棄権せざるをえない状況に追い込まれたり、決して円滑ではなかった選手生活の中で、それでも愛され続けたキーラ。
彼女がプロスケーターとして、新しい魅力で私達フィギュアスケートファンの前で輝かれる事を楽しみにしながら、ただただ今は「お疲れさまでした」の言葉を贈りたい、そんな気持ちです。

キーラのこれからが笑顔であふれるものでありますように