なんというか、色々ショックだったり憤慨したり、でも感動したりと、フィギュアスケートの世界選手権には魔物もドラマも多いようです。

男子SPが終わりました。
Resultです。

http://www.isuresults.com/results/wc2015/SEG001.HTM



プロトコルです。

http://www.isuresults.com/results/wc2015/wc2015_Men_SP_Scores.pdf




フジTVがライブでも放映できる時間だったにもかかわらず、中途半端なディレイでの放映をされたので、ライストで観戦しつつも西岡アナや本田コーチの解説も気になりつつ・・・・・という、混乱状態になってしまったという、困った観戦でした


ミーシャ・ジー選手の情感のこもった演技、相変わらずの躍動感溢れるジェイソン・ブラウン選手などなど、素敵な演技が続いていました。
また、ハンヤン選手は4Tのステップアウト以外は自国開催のプレッシャーを感じさせないすごい3Aから始まる小芝居も楽しい演技で5位につけました。
途中までは、やはり世界選手権らしいと楽しく観戦できていたのですが、公式練習の様子から心配になってしまっっていた、日本の選手は明暗をわけました。


3Gの最終滑走の小塚選手は6分燗練習から3Aでミスが出ていたのですが、それが彼のタイミングを狂わせてしまったのでしょうか?
冒頭の4Tこそはなんとか着氷したものの、3Aで乱れ、しかも後半のコンボへの思いが強かったのか?3Lzで転倒してセカンドがつけらず、コンボ抜けという痛すぎるミス。
滑りは端正で美しいだけに見つめているのがだんだんと切なくなってしまいました・・・・・



最終Gの第一滑走の無良選手も辛かった。
直前に彼も捻挫をしている(しかも両足!!)という情報が飛び込んできて、ドキドキしながら見ていたのですが、シーズン前半のあの安定感がすっかりと消えてしまい、最初の4Tで乱れてしまい、セカンドがつけられず・・・・・
決まると豪快な彼の3Aですが、一番怖い抜けになってしまい1Aになってしまいました。(要素抜けの為、これは0点になってしまいます
それでも乱れつつもなんとかコンボはつけられたのですが、セカンドの3Tが回転が乱れるたりも。やはり捻挫の影響は、彼の演技に影を落としたのかもしれません。




来年も日本男子の3枠を守れるのだろうかとか、そういう事を考えると怖くなる結果ですが、お二人ともFSには進めることはできると知って、それはホッとしています。
とはいえ、FSでは第一Gの1番滑走が小塚選手、2番滑走は無良選手です。
どうか無心で滑りきる事ができるようにと、今はそれを願うばかりです。

ベテランの強さなのか、ロシアのセルゲイ・ヴォロノフ選手は、酷い膝の痛みでケアする必要もあったそうですが、それでも冒頭の4-3をターンが入ったとはいえ、しっかりと決めて、他のジャンプもクリーンな着氷、そして音楽に合った気持ちがこもった演技で4位につけています。


災難だったのは、4CCで素晴らしい演技を見せてくれてこの試合での金メダル候補だと呼ばれていた、カザフスタンのデニス・テン選手でした。



集中して始めようとした途端、音響ミスが起こり、演技を始める事ができませんでした。
それでもすぐに演技を始めたのですが、明らかに集中力を取り戻せなかったようで、練習でも調子が良かったという4回転で大きく転倒して壁に激突しそうになったのにはびっくりさせられました。コンボでもセカンドで乱れが出た為、本来の彼の演技が出来ず、きっと悔しさもあったはずでしょうけれど、無神経な質問ばかりを続けるフジのアナウンサーがこの件について聞いても「今回のアクシデントは、自分にとっていい経験になった」と堂々と語っていらしたのが印象的でした。
FSでは、切り替えて4CCの時のように実力を出しきった素晴らしい演技ができますように・・・・・


デニス・テン選手のSPです。アップ主様、お借りしたします。

https://www.youtube.com/watch?v=Iv6gFwfu1DQ


最終Gでノーミスで見てて胸がスカッとするような演技を見せてくれたのは、スペインのハビエル・フェルナンデス選手!!



ジャンプはなんら危なげなく楽しげにさえ見えるように宙を舞い、スピーディーなナンバーを小粋に滑りきってくれて、どこかアイスショーなどで観客を楽しませてるようなゆとりすら感じさせてくれました。
ご本人的にも大きく手応えがあったようなので、点数には少々不満があったようですが、FSも彼にとても似合うプロなので、FSでも思い切り弾けて欲しいです。

ハビエル・フェルナンデス選手のSPです。アップ主様、お借りいたします。


https://www.youtube.com/watch?v=5FjZDgP1mCA


そして、日本選手が信じられないミスが続く中、全日本選手権の直後に手術、練習を始めると捻挫、まともな練習ができるようになったのは今月に入ってからだという心配な羽生選手の滑走を見守ります。6分練習でも4回転に本来の高さがなかったように見えたのは、やはり筋力が落ちたから?と不安な気持ちで見つめていましたが、彼はやはり強い選手でした。




ショパンの美しいバラードに乗せて、冒頭の4Tこそお手つきになってしまいましたが、後半の3Aは高さもあり軸も綺麗で降りた後のイーグルが着氷の安定感を物語っているよう。
彼自身も意識して練習してきたという抜けが続いた3Lz-3Tもきちんと決め、音楽に合わせて踊るようにステップしてゆく姿を見てると、やはり驚きしかありませんでした。
ラストのキャメルスピンの時に音楽に合わせてぐっと手を握る箇所、ラストポーズの時、音をつかむように再び手を握る箇所が個人的にツボでした。

SBの95点を出して1位につけましたが、メンタルトレーナーはもちろんついてるとは思いますが、彼のこの集中力や強さはあの華奢にも見える身体のどこに宿っているのでしょうか??




羽生選手のSPです。アップ主様、お借りいたします。

https://www.youtube.com/watch?v=zFHnwnH5YpY


ただ、最終滑走のロシアのコフトン選手は途中から見てるのが辛くなりました。
4S-3Tという大変なコンボを決めたので、今日はいけるーーー!!と応援していたのですが、その後の4Tも3Aも抜けるという、一番してはいけないミスが続いてしまうなんて。
SPでクワドを2回飛ぶという限界に挑戦するプロではありますが、要素が満たされないと点数が0になるという今シーズンのルールでは抜けは一番怖い。それでもFSに残れたのは、彼が最後まで諦めずにスピンもステップもきちんと出来た事が要因だと思うので、来年のロシア枠の為にも、なによりも自分の為にもFSでは精一杯の滑りを見せて欲しいです。


正直なところ、女子SPに比べると疲れる観戦になりましたが、大技を入れながらも(認定こそなかったとはいえ、アダム・リッポン選手は4Lzに挑んできました!)与えられた難解な要素を満たして滑るという今のルールの大変さを感じる試合にもなったような気がしています。


もう女子FSは始まっていますし、男子FSは(やっと今夜こそ)フジTがライブで放映してくれるそうなので、今夜は集中して応援したいです。
怪我をされてる選手や多いでしょうし、疲れも体力が落ちてる選手も多いと思います。
でもどうか、魔物のないいいFSになりますようにと願っています!!

男子FSの滑走順です。
どうか選手の皆様がみな、悔いのない演技ができますように!!

http://www.isuresults.com/results/wc2015/wc2015_Men_SP_Scores.pdf